泥沼
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2004年05月14日(金) 禁じられた遊び

「禁じられた遊び」見ました。宿題しながら。(ハラハラして手につかなかったが)
2時半からテレビ東京でやってたんだ。
ちなみに古いほうじゃなくて、新しいやつね。
マーク役がイライジャ・ウッドで驚いた。10歳くらいかな
同じくらいの歳でリチャード役のマコーレ・カルキン。
リチャードの妹役の子、名前知らないけどかわいい。
イライジャ・ウッドってマコーレ・カルキンと同年代だったのか。
私の中でマコーレ・カルキンは子供のままなんだけど。
そうか、彼も私より年上になってしまったか。

じゃあネタバレ感想、

小説は読んだことあるんだけど、そんなに残酷描写は無かったはず。
だけど薄気味悪い、死の匂いのする物語だった。
お墓作ってたのしか思い出せない。あと、なんか戦争中で、病気もはやってたみたいな?
確か、主人公の女の子に頼まれて教会の屋根に上ったもう一人の主人公である男の子が、十字架と一緒に落ちて死んでしまう、というラストだったはず。
だから最初っから「マークは最後に死んじゃうんだな…」とか思ってた。
またね、リチャードがね、うまいんだよ。たった10かそこらなのに!
マコーレ・カルキン恐るべし…。
リチャードってすっげえムカつくし、やってること許せないんだけど、言ってることはわかるんだよね。
「どうせいつか死ぬんだ。」
「やっちゃいけないことなんてないんだ。」
「みんな死から目をそらして逃げてる。」
とても純粋なんだけど、同時に残酷。
彼の不幸は頭が良すぎたことと、演じるのがうますぎたこと。
子供は多少愚かであるべきだし、子供の考えていること、子供がやろうとしていることは親に筒抜けであるべきなのだと私は思う。(ある程度、はね)
彼には秘密の領域が多すぎた。
嫉妬深い?性格も不幸な結果を招いている。
また、頭がいいということは、行動力にも繋がる。
やろうと思ったことを実践できてしまうのだ。
子供ってのは残酷なものなんだけれど、頭が悪く力も弱いから安全なんだよね。
頭が良く力もある子供って言うのは、とても危険な存在だ。
でも私は、ラストで邪悪な我が子の手を放し、善良な他人の子を救った母親に、割り切れないものを感じた。
そうして欲しい、そうするべきだと念じていたのにもかかわらず、だ。
マークに感情移入していたのに。いや、していたからこそ?
安全な存在は愛し、危険な分子は排除する。
合理的だし。社会はそういうふうにして安定を保っているんだろう。
でも、人の子として。リチャードとそう変わらない子供の立場から見て。
それは悲しいことだな、と感じた。
ラストでのマークも、そう感じていたのかもしれない。
「忘れられない。そして今も、彼女に聞けないでいることがある」
「もう一度繰り返したとしても、僕の手をとってくれただろうか。」
また自分を救って欲しい反面、母親には子供を救って欲しいとも思う。
相反する感情。

親を殺そうとした子供。
邪悪でしょうか?おぞましいでしょうか?
でも、子供は平気で人を殺すんだよ。想像の中でだけれどね。
私は子供に幻想を抱いていない。私自身まだ、子供の部分が多いからだろう。
溺愛し、子供を天使だ王子様お姫様だとちやほやすればいい子に育ってくれる。
そんな風に考えている大人は、わが子に何度も自分が殺されていることを知るべきだ。
常に注意を怠ってはいけない。子供は宇宙人で侵略者なのだ。
しかし宇宙人を恐れていてはいけない。
可能な限り信頼しあい、共に生きていけるように努力しなければいけない。
そうすればきっとその宇宙人は、すばらしいものをもたらしてくれるだろう。
それは初めての笑顔かもしれないし。小さな手のぬくもりかもしれない。
優しい言葉や、思いやりのこもった行為かもしれない。
あるいは憎悪、反発。
汚い言葉や、暴力かもしれない。
支配しようとすれば必ず、反対に支配される時が来るだろう。
子供は少しひねくれた鏡でもあるのだ。親の姿をゆがんで映す。

では宇宙人と、どうつきあえばいいのか。
自分も同じ宇宙人であることを思い出せば、きっとそう恐ろしいことにはならないはずだと思うんだけれどなぁ。

あれ、電波系?
言葉が悪かったかもしれないね。宇宙人とか。(笑)



さー学校だ。
結局映画見てるときは集中できなくて、二度寝できなかった…。
でも朝のニュースとか見れておもしろかった。
いいな、この時間。深夜から朝にかけてってとてもいい時間だ。
今日は6時間しか寝てないけど、7時間睡眠にして…
平日─8時就寝、3時起床。
土日祝日─11時就寝、6時起床。
これが保てたらすばらしいね。無理そうだけどね。(笑)
昨日も今日もなんもかけなかった…。くそ。
何もかも滞っていて気持ち悪いなあ。


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