ある大学院生の日記

2006年01月22日(日) 増税しかないのか

これまた昨日のお話しですが、NHKで「本当に増税しかないのか」というのをやってて、職場で似たような話が出回っていたかなあというのが脳裏を掠めたのと、大臣ともと主計官がいっしょに出るというズレが興味深かったのと、それやこれやで前半だけ見てみました。個別のテーマはそれぞれに興味深かったですが、財政力の強くない地方公共団体の首長さんやそういったところの住民が出てて、ちゃんと発言してるあたり、おもしろかったです。サンプルセレクションはあるんでしょうけど、マトモに議論できる人が多くてよろしいです。「消費税上げる前に公共事業なんて切っちゃえばいいのだ、公務員も削減しちゃえ」という日本経済新聞的暴論に話が展開するかと思いきや、そこはさすがにNHK、といったところでしょうか。三宅アナウンサも短い時間でなかなか的確に話を持ってってるなあと感心することしきり。「税金の使い道というのは、誰かにとっては無駄じゃなくても、他の誰かには無駄かもしれないということでしょうか」と話をまとめて、山口二郎北大教授へ話を振ったあたり、たぶん、歳出削減の論議でもっとも重要なポイントじゃないかと思います。

室井佑月も「そりゃまあそうなんだけどさ、そう言っちゃあ元も子もないでしょう」といった表現で素敵な指摘をしていてふむふむ、と思っていたのですが、「経済ジャーナリスト」とかいう肩書きで出てた荻原博子なる人物はいったいなんなんでしょうか。「使い道について精査してほしいですね」とか、アタリマエすぎて意味のない話ばっかりな気がしました。アタリマエか極論か、どっちにしても非生産的な話しかしてないような気がしたのは気のせいでしょうか。見落としたのかもしれないけど。このお方、「庶民の立場では」とか口走ることが多いように思うんですけど、番組に出てた「市民」のみなさんのほうがよっぽどマトモなことを言ってて、安心しました。このひとと高木美保はなんでコメンテータみたいなことでテレビに出てるのか、以前から極めて疑問だったんですけど、どうなってんでしょうなあ?

後半は見ないで「乳頭温泉で混浴で殺人がどうのこうの」という2時間ドラマを見ておりました。こんど、乳頭温泉に行こうかなあと思っているからで。


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