Tくんも徳島の秘境と言ってましたが、かずらばしに行きました。昨日の帰り道に寄ろうかと思っていたのですが、びっくりするくらい渋滞していたので、朝からあらためてでかけました。祖谷渓谷沿いの道はそれほど大きくないので、簡単に行くことのできる秘境が人気が出てしまうとあっというまに渋滞してしまうようで、朝でもちょっとその気配がありました。さて、かずら橋は3年ごとに架け替えて技術の相伝と維持補修に努めているようですが、じっさいのところ、かずら以外の材料も使っているようです。橋は揺れるし、足元から渓流を見下ろすとおっかないので、そんなことはどうでもいいのかもしれませんが。渡るのにちょいとお金がかかりますが、それも仕方ないでしょう。しかし、 かずら橋ひろば、とかいう清水の舞台のお化けみたいなものをあの山奥に作るのはさすがにいかがか、と思います。駐車場を広げたいのか何をしたいのかよく分かりませんが、その下流部にはどでかい橋も作るそうで、たしかに道も狭いし、渓谷なので斜面も急ですが、しかしそれにしてもなあ、と思いました。 かずら橋からは、祖谷トンネルを抜けて国道32号線に帰る楽ちんルートではなくて、祖谷渓谷をそのまま祖谷街道で北に池田に抜けるルートを取りました。道はくねくねしているし狭いし、対向車両はけっこう来るし、でちょっと大変だったのですが、新緑の中をゆったりドライブができたので涼やかでよろしかったです。藤があちこちに咲いていてきれいでしたし。徳島道を戻って美馬ICから高松空港に戻るのですが、昼ごはんにうどんを、と思って、ガイドブックに乗っていた超有名店に行ってみました。びっくり。さすが超有名店だけあって、1店目は12時半ですでに売り切れ、2点目は駐車場を拡大して売り切れは出さない主義らしいのですが、春にしてはやや強い日差しのなかで長蛇の列、駐車場に入りきらない車が周囲に路上駐車という有様でした。田植えが終わったか終わらないかの田んぼが広がり、そんなに人影も見ない讃岐平野の一部分だけに突如として出現する長蛇の列というのは、まさしくおそるべしさぬきうどんという感じです。ブームはまだまだ健在のご様子ですが、うどんくらいで並ぶのも好きではないので、ふつうのうどん屋でなかなかおいしいうどんをいただいて帰ってきました。大根おろしとネギとスダチと醤油だけでしたが、コシがあってよいものですね。
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