ある大学院生の日記

2005年02月28日(月) 就職の心構え

なんというか不思議なもので,帰りの電車のなかというのはいろいろとアイデアが出ることがあるのですね.仕事や研究がうまくいっているときの帰り道は「ひとりブレーンストーミング」のような状態になって,あれもできるやこれもできるかもしれないやなどと思うのですが,電車のなかで「なんだこのオヤジ」などと思っているうちに忘れちゃったりするのはなんとなくもったいないような気がしないでもないですけど,ジャストアイデアなものがほとんどなので,そんなにもったいなくはないのかもしれません.ま,そういうフラッシュアイデアをすぐに試してみる気力と時間と体力のある大学院というのはやっぱりいいところなんでしょうねえ,とおもっていたら,こんどは日経新聞が大学院叩きキャンペーンを始めたようです.どうなつってんのかしら.いわく「修士課程の院生の質が落ちている」,いわく「定員割れで形ばかりの大学院ばかりだ」などというのですが,「知識立国ニッポン」のためには大学院などの高等教育の整備が必要だとか,人材の海外流出を止めねばならんだとか言っていたのも日経新聞ではなかったかと.ちがったかな? まあ,××試験崩れで大学院に来るような輩もいないでもないのであんまり反論の余地はないのですけれども,というか,そこを反論する気はないんですけれども.いやしかしなあ.高等教育だけの問題じゃないべ.

高等教育といえば,東大中退のおにいちゃんががんばって「お金で買えない価値はない」などと言ってるようで,「辞書的選好は病的だかんね」と凸な選好を前提とした学問を学んだ身としては「いやいや全くそのとおり」と思う……わけはないのですが,や,だから「それをいっちゃあおしまいでしょ」と思うわけですよ.「それをいっちゃあおしまいでしょ」って英訳しづらいですね,関係ないけど.先週後半の時点でフジテレビにニッポン放送株を売却しようとしたと報じられている大和證券SMBCなどは,やっぱり「ニッポン放送にはお金で買えない価値がある」と,自分の株主に言い訳するつもりだったんでしょうか.放送の公共性とか何とか言って.「きっかけはフジテレビ」とか言って.まさか.

しかし,この話だと「やっぱり金融取引関連法制が整備されていなかった政府も悪いでしょう」とか言いかねないと思われる旧住友銀行系シンクタンクの人間がライブドアをなじっていたというのは,大和證券SMBCからなにか言われたりしたんでしょうかね.ふーむ.明らかに分かってなさそうな顔して日曜の午前中に出没しがちなオジサンよりはマシでしょうけど.あのひとたち,「自分が整理して視聴者に分かりやすく説明しているつもりが逆に混乱させている」ことに気がついてんのかしらん.とかいって,僕も自分の知らない分野だとなんとなく納得させられてしまうんですけれども.危ないなあ.


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