| 2004年08月26日(木) |
日経でうそをつく方法 |
ぼけーっと日経新聞を見ていたら、3面にでかでかと独身者の3割以上が結婚に消極的という記事が出ていました。あらあらそりゃ大変、と思わせるのが目的なんでしょうなあと思いましたが、どうなんでしょうか。30代では独身者の4割近くが結婚に消極的なんだそうです。しかしそれってそんなに大変なのかどうかは実のところ疑わしいところです。30代の独身者の比率はだいたい3割なので、そのうちの4割ということは、さんしじゅうに、で30代の約12%が結婚に消極的なわけです。ひっくりかえしていうと、8割以上はすでに結婚しているか、少なくとも消極的ではない、ということです。ふむ。『統計でうそをつく法』という有名な本があるのですが、それにのっけてもらってもいいくらいかもしれません(おおげさ)。結婚した人が結婚に消極的であったかもしれない可能性もあるし、結婚することと結婚に対する消極さが無相関の関係にあるのかもしれませんが、まあ基本的には結婚に消極的な人が結婚しないわけなので、結婚してない人の中に結婚に消極的な人が多いのはアタリマエで、それをもってどうのこうの、というのはちと論理展開としていかがかと。ラーメン屋に並んでいる人たちに「ラーメンは好きですか?」というアンケートを取って、それでもって日本人のラーメン好き度を測ろうとするようなものです。よくないですよね? 計量経済学の分野でサンプルセレクションといわれる問題の典型的なパターンで、これって新聞を書いてる人はなんとも思わなかったんだろうか、というのがとっても不思議です。なんか事情があったんでしょうか?
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