ある大学院生の日記

2004年04月01日(木) Fool

東京新聞には年金についてのエイプリルフール記事が出ていたようですが、ウソにしてはあんまり気が利いていないのではないか、という気もします。もっと破天荒なほうがよかったんではないかと。

Harvardに留学しているTくん関係のサイトを久しぶりに見ていたら、経済学の方法論がどうのこうのというステキな話になっていました。そういえば、大学に入ったとき、いわゆる一般教養課程が「方法論基礎」という名前になっていてなにがなんだかよくわかんなかったことを思い出します。いまでも「方法論基礎」って言うんでしょうか。むむ。さて、経済学が科学の装いに憧れるわりにどうのこうの、というときのポイントの一つは実験ができないというのがあるんじゃないかとおもいます。そりゃ、実験経済学というのが行われているのは知ってますが、財政支出の乗数効果を測ったり、医療需要の価格弾力性を測ったり、投票行動の決定要因を調べたりするのに実験ができるわけがないんであって、まあいいところミクロ経済学のゲーム的な話にすぎないんじゃないかとおもうんですけどね。どうなんでしょうね。かといって完全競争理論が通用するともあんまり思えないですし。となるとやっぱりDGEシミュレーションなのかね。おいおい。


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