会社にいたころにつくったレポートについて問い合わせがくる,というのが最近2件ほど続けてあって,どちらもそれなりにエライ人らしいのだが(実名を挙げたい誘惑を必死に抑制),どうもなんとなく,初対面(っつっても会ってもいない.メールと電話だけ)のひとに物を頼むという態度におおいに欠けているか,問い合わせというものが相手に与える効果を全く考えてないか,という気がしてならない.僕一人のはなしならべつにまったく構いはしないし,僕が一人で烈火の如く怒っていれば済むだけの話なのだけども,いろいろあって仲介の人というのがいたりして,そのひとこそ全くいい迷惑だろうとおもう.いやはやまったくもうしわけない.反響があるというのは遅ればせながらも嬉しくないことはないのだが,駒場の同級生から「このレポートは前作よりも気を抜いたね?」との指摘があったとおり,もちっとなんとかしようがあったんではなかろうかねえというシロモノなので,できればあんまり触れたくないのもあって,どっちかというと問い合わせの態度のほうに八つ当たりしてしまう. しかし一般に,論文のなかで他人の業績を引用するときはふつうに引用するにしても,とくにコメントをもらったとか,非公表のデータの提供を受けたとか,論文中に直接は出てこない数値を教えてもらったとか,そういうときには謝辞を書くのが当然だと思っていたのだが,そうでもないのだろうか?だれか知ってたら教えてください.というわけで,怒りのあまり,データを公開してしまうのだ.もってけドロボー.
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