今日は風がとても強かった。 嘘のような風切り音が台風のようである。 高速道路を走り、制限速度を守りのんびり走っていた。 クラウンやらパジェロやらカルディナやらマーク�兇笋蕕�私を追い抜いていった。 珈琲を飲みながら、そんなに急いで何処にいくんだいと思いながらクラシック音楽に酔いしれていた。 そこに一台のミニカ。 無情にも、私の横を通り過ぎていった。 なにかが私の中で弾けた。 じわりとアクセルを踏み、ロックアップを効かせながらミニカの後を無心で追っていた。 途中で我に返り、ドライブインで熱い珈琲を飲みながら彷徨く野良猫を眺め心爽やかになった。 風が強いのは分かったが、畑からの土風で正面がブラウン色に染まるとは夢にも思い描けない。
風は強いと思った。
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