たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2004年11月13日(土) 垣間見えた日常のひとこま。

今週1週間は子ども達の学校の公開授業だった。好きな時にいつでも授業の様子を見ることができると言うもので、保護者に限らず、一般公開もしており、今日はその締めくくりで、いわゆる文化祭のようなものがあった。
縦割りで組まれたグループごとに、いろいろな催しをするのだが、前半と後半に分かれ交代制で係を受け持つ。
娘は前半の部、と言うことで、あたしたちが行くと呼び込みに必死で、ほとんど姿を見ることもなかった。
息子は、と言うと、前日、自分が前半であるのか後半であるのか、と言うことすら満足に分かっていない状態で、大丈夫なのだろうか、と言う心配をよそに、元気よく出かけていったのだが、あたしたちが学校に着くとすぐ廊下で出会った。

「あれ?一人なの?」

と尋ねると、

「うん」

と元気よく答え、タカタカと走り出す。

「どうしたの?どこ行くの?」

と言うと、

「スライム作りに来たんだけど、どこでやってるのか分からないんだよ」

息子の目当てはスライム作りらしい。何が楽しいのがわからないが、このスライム作りは例年人気で、材料があっという間になくなってしまう。
息子がついたときにももう、前半の部で用意していた材料はなくなってしまったらしく、後は後半で、と受付に書いてあった。

「前半はもうおしまいなんだって。ママたちと一緒にまわる?」

と言うと

「うん」

と手をつなぐ。

にしても、一人でうろうろしていていいのかなあ、とおもいつつ、いくつか一緒にまわっていると前半の部の終了の時間がやってきたので、息子の担当の教室に連れて行く。

「じゃあね、がんばってね」

と帰ろうとすると、高学年の子達が、

「じゃあ、これから一緒にまわるからね。ついてきて」

と息子を呼んでいる。

・・・え?

あろうことか、息子は本来なら係の仕事をするべき前半に、勝手に一人で校内を見てまわっていたらしい。
連れて行かれるがままに、引き続き出かけていってしまった後姿を見て呆然と立ち尽くしたあたしであった。

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うらら |あばら家足跡恋文

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