たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2003年05月07日(水) あと何回。

息子が幼稚園に入る前にあたしは仕事に出た。
生活のため、仕方なかったのだ。幼い子どもを残して、仕事に出ることのつらさはきっと当事者でなければ分からないのだろう。

幼稚園と言うところは親が借り出される行事が何回かある。運動会や、遠足はまあ仕方ないとしても、参観日やらなにやら、細かな行事も結構あって、そのたびに公休を振ったり、有休を取ったり、結構大変なのだ。
まあ、かわいい我が子のためだから、仕方ないと言えば仕方ないのだが、今年にはいって、給食参観、と言うのがある。
子ども達が食べている給食を試食もかねて一緒に食べよう、と言うものだ。もちろんお金は払う。
うちの息子は食事に関してえらくワガママで、冷めたものは食べない。お弁当は年中温めることになっているので、いつもほかほかなのだが、給食は仕出しであるため、冷めているらしい。しかもお弁当のおかずもいつも同じ物でないと食べない。年中、ミートボールと枝豆、ポテトと言う組み合わせで、たまにウィンナーなんて入れて見ても残して帰ってくる。
そんなだから、給食は頼んでいない。
我が子が食べてもいない給食を何でわざわざ仕事休んでまで食いに行かなきゃならんのだ、と、思い、しかも赤ちゃんの時から仲良しのまゆちゃん(この子も給食食べてない)のママが

「行かなくてもいいんじゃない?うちもどうしようかと思ってるもん」

と言うものだから、行くのやめようかな、と思い始めていた。

今日の朝、通園バスを待ちながら、給食参観の話が出たので、

「行くのどうしようかと思ってるんだ」

と言ったら、前々から何かと言うとあたしの気に触ることを言う人が、

「行かなかったらかわいそうじゃない!他のお母さん来てるのに」

と言う。

まただよ。
だからそのかわいそうって言うのはやめてくんないかな。
かわいそうって言われることのほうがかわいそうなんだよ。わかる?

と言いたい所を我慢して、

「そ〜お?だって仕事だし、しょうがないじゃん?うちのママはそう言うママって分かってるから平気じゃないかな?」

と言うとそれでもまだ、

「そうかなあ?やっぱりかわいそうだよ」

と言うので、いい加減イライラして、文句を言おうと思ったら、意外なところから助け舟が出た。
イドバターズの中心的な人物Sさんが、

「平気じゃない?子どもだってわかってるもんね。それにあれでしょ?給食参観て結局給食の準備をお母さん達に手伝ってもらおうってことじゃない?ばかばかしいよね」

と言ってくれた。

結局は幼稚園の管理のほうに話がいって、かわいそうって言う話は終わったのだけど、時間が経つに連れ、かわいそう、と言う言葉が頭の中にこだまして、

「かわいそうなのか。やっぱりうちの子はかわいそうなのか」

と呪縛のように思考がとらわれる。

休みのたびに、おばばにも

「今日はママが休みでよかったねえ」

と言われ、仕事の日には

「ママがいなくてかわいそうだねえ」

と言われ、何でもなく留守番をする息子が、そういわれると途端に寂しそうになる。


あと何回、かわいそうと言う言葉にあたしは苦しめられるんだろう。










あたしの宝物です。(スキャナの調子がよくなくて、ちょっとぶれてますが)

息子いわく、3歳のときに描いたそうですが、定かではなく。(笑)
雨の日にお仕事に行くママ、だそうです。
楽しそうでしょ?


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うらら |あばら家足跡恋文

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