奴隷*〜asami(見えない首輪を感じながら)
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また続きになりますが・・・
今回の目的の最終日、海辺の喫茶店の窓から、 サーファー達が海の中で波を待っているのが見えました。
コーヒーを飲みながら・・・ 私もずっと波を見ていました。
波は大きいなと思っていても海岸に届くまでに小さくなったり、 逆に小さい波だな〜と思っていたらだんだん大きくなったりと、 私にはまったく予想もできないのです。
きっと・・・ サーファーの人は長年の感からそれが一番いい波なのか?を、 瞬時に見分けることができるのでしょうね。
ご主人様は・・・ 麻美が仕事上で悩んでいるときに、 波に例えてよく話してくださいました。
『麻美、大きな波がきた時には、 その波が小さくなり通り過ぎるのを静かに待つのことだよ。』
そして、今年、初めにお会いしたときにも・・・ ご主人様はそうして病気と闘われたとおっしゃっていました。
ずっと・・・ ずっと・・・
「波の話」は、ご主人様と麻美の見えない絆になっていたのです。
ぼーっと窓越しに波を見ていましたら、 ご主人様のご心中を想い、涙が次から次に溢れてきました。
最終日に波と出会ったのは・・・ 何かの導きだったかもしれませんね。
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