外に出ようとすると、門の前に大家さんの猫モモちゃんの姿。いつもは名前を呼んでも見向きもしないのに、なぜだか今日は足元にすりよってくる。どういう風の吹き回し。でも嬉しい。相手をしようとしゃがんだその途端、しかし、しっぽを踏みつけてしまう。モモちゃん、毛を逆立てて逃げる。もう二度と寄ってきてくれないかもしれない。