日々雑感
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散歩日和。友人とチワワのナーちゃんといっしょに緑道沿いを歩く。
寒桜や桃が咲く道。沈丁花の前で立ち止まるナーちゃんに、友人が「沈丁花だよ。いい匂いでしょ」と話し掛ける。小さい子はこうやって物の名前を覚えていくのかと、すっかり母親役が板についた友人を見ながらしみじみ思う。
ひとりだと、ぼうっとしながら、あるいは何か考えながら黙々と歩いていることが多いけれども、誰かといっしょに歩くと目線が変わる。外を歩いて大喜びのナーちゃんを追いつつ、桃の木に止まる二羽のウグイスを見つけたり、同じく散歩中の犬と挨拶しあったり、「建物フェチ」の友人から要注目物件を教えられたり。よく通る道なのに、まるではじめて歩いたかのように発見がたくさん。
ベンチに座ってお茶。陽射しがあたたかい。ナーちゃんを見たどこかのおじさん、「かわいいね。目がいいんだよね」と、アイフルのCMのお父さんとそっくりの表情をしながら通り過ぎる。
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