日々雑感
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夜、友人たちと居酒屋にて飲む。外が寒かったせいもあって、「とりあえずビール」もなしに、いきなり焼酎のお湯割り梅干し入りから始める。
とりとめもなく、いろんな話。そんな中で、以前は「変わる」ことを、ものすごく嫌がっていたよねと指摘される。たしかにそうだった。いろんなものがどうしようもなく変わってゆく様が怖かった。久しぶりに会った中学校の先生。地元の風景。自分の周りにいる人びと。「変わる」ということに対して、どうしてあんなに過敏に反応していたのか。
友人たちを前に、窓の外の雪景色を見ながら思った。怖かったのは「変わる」ことではなく、「終わってゆく」ことだったのだ。時間の流れと共に、大好きなものが消えていってしまうような気がして、怖くて、とても悲しかった。変わるというのは、決してかつてのものが「なくなる」ことではないと、今ならばわかるのに。
帰り道、雪の降る中を歩く。友人たちと歩く。雪は、細かい粒子となって光りながら落ちてくる。半ば凍った道を、ざくざくと砕きながら進む。
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