For myself 〜日々リハビリなり〜
杏実



 忘れ雪。

今日遅出で出勤してきたIさんが言った。

「今朝ね〜。うちのとこらへん雪が積もってたよ。」

は?
Iさん隣町でしょ??
こっちは昨日の夜から今朝までずっと雨だよ???

とか言って笑い飛ばしてたんだけど、
お昼の県内ニュース見てたら

『阿蘇山上では10cmの積雪が云々。』

うへ〜。
そういわれてみれば山のほうは真っ白だ。
確かに寒かったけど雪が降るかぁ?
しかもご丁寧にチェーン規制まで出てるよ(^-^;
てか3月下旬なんだけどなぁ・・・。
これが今シーズン最後の雪になるのかな。
まあ去年は4月の頭にも雪降ったもんな〜。

来年も暖冬とか言われても絶対信じないぞ。



某氏が池澤氏のメールコラムのコピーを提供してくれました。
早速転載させていただきますね。
ありがとうございました♪(^-^)


-------- 以下転載 --------

新世紀へようこそ 097


 戦争が始まった



 戦争が始まりました。

 ぼくたちは長い間、希望をもって戦争を始めさせない
よう運動をしてきましたが、開戦は止められなかった。

 戦争はなかなか正当化できないものですが、しかしこ
れほど明快に理不尽な戦争もありません。

 国連は認めていないし、アメリカとイギリスの政府に
賛同する国はごく少ない。アメリカを除くどこの国でも
反対派の国民の方が圧倒的に多い。

 査察は続いていたし、イラク側は協力的だった。ブリ
ックス氏はまだまだ査察を続けるべきだと言っていた。

 こうならないよう動いてきた世界中の人々が落胆し、
憤慨していることでしょう。ぼくもその一人です。

 しかし、戦争が始まったからと言って、戦争に反対す
る理由がなくなったわけではありません。むしろ逆なの
です。これから本当にたくさんの人が死にます。早く止
めさせるにはやはり戦争反対の意思表示をしてゆくしか
ない。

 今まで以上に力を出さなければならない。

 なぜこうなってしまったのか、国連のことを少し考え
てみます。

 アメリカは、フランスが拒否権を行使すると言ってい
るから決議案を撤回したと言っています。まるで言うこ
とをきかないフランスが悪いみたい。

 国連ができた時、一国の勝手な欲望から戦争が始めら
れないよう、安全保障理事会という制度が作られました。
主だった国の合意のもとに国際社会を運営してゆく。拒
否権というのはそのための最後の歯止めであり、合意が
ないことの表明です。

 今回のイラク攻撃を国連は認めなかった。安保理の中
間派6か国、いわゆるミドル・シックスはさまざまな圧
力を受けながら、よく踏みとどまりました。フランスが
拒否権を使う場面はたぶんなかったでしょう。

 だからアメリカは国連を回避した。あるいは無視した。

 そして戦争を始めた。

 つまり、アメリカは世界を私物化した。

 日本政府はたぶん困っています。国連重視とアメリカ
との協力の二本を外交の柱にしてきたのに、その二つが
分裂してしまった。国連を捨てるというのは外交方針の
重大な転換です。本来ならばたくさんの論議が必要なは
ずですが、小泉首相が口にしているのはすり替えロジッ
クばかりで、まともな説明になっていない。

 経済的に多くをアメリカに負っているトルコやメキシ
コでさえ賛成しなかったのに、日本はアメリカを支援し
ている。これは自主性を欠くだけでなく、非常に危険な
ことだと思います。

 イラクの人々をサダム・フセインの圧制から解放する
ための戦争であるとアメリカは言いはじめました。

 たしかに、ある国で一部の国民が極端に不当な扱いを
受けたり、つぎつぎに虐殺されたりしている時、国際社
会はそこに介入すべきだという説があります。旧ユーゴ
スラビアの内戦の時はこの理由によって国連軍が武力を
行使しました。

 しかしそのためにはどの段階で介入すべきか周到な議
論が必要ですし、現実にはそれでもなかなかうまくいか
ないようです。まだ歴史が浅いし、試行錯誤が必要なの
でしょう。

 この問題については最上敏樹氏の『人道的介入』(岩
波新書)が詳しいので読んでください。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400430752X/impala-22/

 いちばん大事なところを引用します――「もし加害者
への攻撃が許されるとすれば、それは現に虐殺がおき
(ようとし)ており、かつ、加害者に攻撃を加える以外
に手段がない場合に限られる。それも国々が勝手な判断
でおこなうのではなく、国連のような世界的機関の集団
的な判断に基づく、集団的な措置でなければならない」。

 いずれにしても今のイラクは「人道的介入」を必要と
するような事態ではありません。それが必要なのはイス
ラエルの方です。

 まして、国連がそれを認めていないのにアメリカが勝
手に他国の国民を「解放」するのは、武力による内政干
渉すなわち侵略です。

 メディアに言いたいことがあります。

 アメリカ軍の動きを報道することを控えてください。
飛び出すミサイルや、離陸してゆく戦闘機、したり顔で
成果を説明する司令官、これらは戦争ではありません。

 戦争とは破壊される建物であり、炎上する発電所であ
り、殺された人々、血まみれバラバラになった子供の死
体です。水の出ない水道、空っぽの薬箱、売るもののな
いマーケット、飢えて泣く赤ん坊、それが戦争の本当の
姿です。そちらを映すことができないのなら、戦争を報
道することなど最初から諦めてください。

 今の段階で攻撃側の動きばかり伝えるのは、この道義
なき戦争に加担することです。

 政治家でも軍人でもないぼくたちは、この戦争がイラ
クの普通の人々にとってどういう現実であるか、それを
想像してみなければいけないと思います。

 戦争が始まりました。

 戦争に反対しましょう。

(池澤夏樹 2003−03−20)

-------- 転載ここまで --------





2003年03月22日(土)
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