今日は「A.I.」を見ました。
この映画の感想を書くのは難しい。 何故なら、色んな感情が沸き起こったからだ。 主人公デイビッドの運命はとても悲しく残酷だ。 それは彼がロボットであると同時に人間と同じ愛情を持っているから。
しかし、デイビットが母親に向ける愛は、僕を見て!愛して! という一方的なものなので、人によっては愛とは言えないだろう。 もし彼が純真な子供の見た目ではなく、成人男性だったら 完全にストーカーである。彼の愛は愛着心であり、執着心に近い。
でも、子を持つ身になってみると、 子供の親に向ける愛は確かにこういうものだ。 だけど、人間の子供と少年型ロボットの違いは成長しないことだ。 人間の子供はやがて外の世界を知り、親元を離れていく。
けれど、デイビットはいつまでも母親の愛を求め続ける。 母親が死んでも、人類が滅んでも、変わらない。 そう、プログラミングされたから。そういう風に作られたから。 人間はなんて身勝手なんだろう。
見終わった後、デイビットを演じたハーレイ・ジョエル・オスメントを 画像検索し、現在の姿を知って、気持ちを落ち着けました。
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