袋小路の穴...midori

 

 

ぐーたら週末 - 2002年02月17日(日)

何も予定がないとついついぐーたらに過ごしてしまいがちです。
オリンピックを見たり、小田和正のライブを見たり…(苦笑)
気力が減退していると、何もする気が起きません。
2月は毎年バイオリズムが低下しがちです。

昨日はどうも風邪の引き始めっぽかったのですが、大人しくしていたら大分良くなった
ような気がします。

今週は19日が愛鳥モン太の4回忌、23日が去年亡くなった友達の一回忌です。
色々と思い出して切ない気分になりそうです…。

今夜はラジオにリーダーが復活してくれたので、気分的には浮上しました。
やはり自分は単なるタクファンだなぁと再認識(笑)
お陰でユニコーンの続きを書く気力が沸いてきました。
でも、ダウナーモードなのが微妙に影響していたり…(^^;)




君が見つめた…16


「ジロウは俺の事ひいき目に見てるからだよ・・・」

ユニコーンはそんな風に言いながらも、嬉しそうに微笑んでいます。

「すぎぞーさんも少しはそう思ってくれてるのかな・・・」

そう呟くと、ユニコーンはペガサスを思い出しているのか、遠くを見つめました。
うっとりと夢見るような瞳をして、まるで恋をしているかのようです。

初めて見るそんなユニコーンの表情がヘラ鹿には面白くありません。
もやもやした心の内で『ちょっと苛めてしまおうかな・・・』という悪戯心が芽生え
ました。

「そういえば、ペガサスの群れはもうすぐこの辺からいなくなるらしいよ」
「えっ!?」

ユニコーンは驚いた様子で、ヘラ鹿の顔をまじまじと見つめます。

「ペガサスは一カ所に留まる事がないからね。すぎぞーさんが今日来れないのも
その準備をしてるんじゃないのかな?」
「・・・・・そっか・・・・・」

ユニコーンはショックで打ちのめされたのか、顔色が真っ青になってしまいました。

「たくろー君・・・ごめん・・・そんなに驚かせるつもりじゃ・・・」

つまらない悪戯心でユニコーンを悲しませてしまったヘラ鹿は慌てました。

「ううん・・・いいんだ・・・いつかは行ってしまうって分かってた事だし・・・。
俺もペガサスに産まれてたらなぁって、ちょっと思ったけど・・・」

ユニコーンは目に涙を溜めながら、聞き取れない程小さな震える声で呟きました。

「たくろー君・・・俺はずっと側にいるよ・・・だからそんなに悲しまないでよ」

ヘラ鹿は思わずユニコーンの近くに寄って手を伸ばそうとしましたが、触ることは
出来ないので、ぐっと堪えるように強く手を握りました。

「・・・俺はペガサスにもなれないけど、ヘラ鹿にもなれないよ。ジロウだって
ちゃんと可愛い彼女がいるじゃないか・・・俺には誰もいないもん・・・」

「えっ!?・・・たくろー君、何で知ってるの?」

ヘラ鹿はユニコーンの言葉に驚きを隠せませんでした。
彼女の存在はユニコーンにはずっと秘密にしていたのです。

「だって、森の外でデートしてるのも見たし・・・夜になるとこっそりヘラ鹿の群れ
に戻ってるのも知ってるし・・・」

いつもぼんやりしていたユニコーンに意外と鋭く見られていたのを知って、ヘラ鹿は
言い訳も出来ずに黙り込んでしまいました。

「ジロウだって、本当は彼女の事が一番好きなんでしょ?愛し合ってつがいになって
るんでしょ?子供を作るような事をしてるんでしょ?」

「たっ、たくろー君!!」

ヘラ鹿はユニコーンの思いがけない言葉に、真っ赤になってしまいます。

「・・・俺には誰もいない・・・ユニコーンはみんないなくなっちゃったから・・・
もう、誰も俺の事なんて好きになってくれないんだ!!」

ユニコーンは目から大粒の涙を溢れさせながら、吐き捨てるようにそう言うと、
そのまま森の奥へと走り去って行きました。

「たくろー君・・・」

ヘラ鹿は独りぼっちのユニコーンを深く傷つけてしまったという後悔の気持ちで
心がいっぱいになり、ガックリとその場に膝をついてうずくまってしまいました。
ユニコーンを追いかけようにも、慰める言葉が思いつきません。

ヘラ鹿は悔しげに何度も何度も自分の拳を地面に打ち続けました。
きっと、ユニコーンの痛みはこんなものではないだろうと思いながら・・・。


<続く>



おお、急展開・・・。ユニコーンって何だか可哀想かも・・・。
ヘラ鹿には元々彼女がいたんですが、まさかこんな展開になるとは・・(^^;)




-



 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home