す〜のお勝手お気楽な日常
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2003年09月12日(金) 覚えないということ

つい最近、友人に、一緒に会ったことのある知人について「○○さんが・・・」と話を切り出したところ、「だれだっけ?」と言われ、
本当に覚えてないのか聞いたところ、「興味のないヒトのことは覚えない」と言われた。

す〜は基本的に、そのときのシチュエーションから、たいていのヒトのことは覚えている。

そういうの(覚えないこと)って、すご〜くフシギ、と思って、同僚にその話をしたら、
「それって、『バカの壁』だよね」と。
それは、養老孟司の書いた(というより、独白を記録させて文字にした)本。
読んでみて、なるほどな〜、と思った。
(今、すごく売れているという本らしいので、興味のある方は是非読んでみて・・・)

人間の脳への入力(情報)がxで、出力(反応)をyとすると、y=axという一次方程式のモデルが考えられる。
この係数aは何かというと、ヒトによって、入力によって非常に違ってくるもの。
aはプラスでもあり、マイナスでもあり、ゼロのときもある。
プラスのときは好意的な反応になり、マイナスのときには否定的な反応になり、
ゼロのときには反応を示さない、つまり「眼中にない」ということになる・・・

というようなことが書いてある。
確かに、そのようだ。
つまり、友人にとってはその入力(知人の情報)に対して、係数がゼロだったわけだな・・・。

私は、とりあえず、ヒトに対する係数はゼロではないらしい。

ここで、よくよく考えてみると、「興味のないことは覚えない」というヒトは、
記憶領域の使い方が非常に上手なのではないかと思えてくる。
興味のないことには、脳の記憶領域をムダに使うことはない。
その分、興味のあることに対する記憶領域を広くしておくことができる・・・

まあ、記憶領域の初期設定値というか、キャパシティの大きい小さいという問題も絡んでくるのだろうけど。

す〜は、とりあえず覚えられることは、興味のないことでもたいてい覚えている。
脳の記憶領域の使い方がわからずに、何でも詰め込むタイプかな。
・・・実生活も同じだな、うまく片づけができない。
つまり、結局のところ、自分の脳の構造がダメってことか・・・ふむふむ。


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