年明けからは大阪でしんどいばかりでしたが、年内はいろいろとたのしかった。

高校の忘年会行ったら、同級生が夫と仕事で繋がってることが発覚して音楽談義に花が咲いた。高校時代は全然話さなかったんだけど、当時お互い孤独感を抱えながら80年代の東京のニューウェーブミュージックに傾倒していたことが発覚したりして。基本的に同年代に理解されない趣味なだけに、同じ趣味の人が隣のクラスにいたことが驚きで、あの頃話してたら絶対恋に落ちてたね、なんて言い合った。メロさん超メジャーキャラだったし怖かったから俺は遠巻きに見てたんだよ、なんて言われてしまった。まじめな進学校はギャルには生き辛い環境だったので当時のわたしはふてくされてたんだけど、つっぱってないでみんなと仲良くしておけばよかったなぁ。

大晦日にとあるカウントダウンパーティーに行ったらその子に会って、高校の同級生と夫が挨拶してるのは不思議な感じだった。若い頃に憧れた、今や日本一のテクノDJが回してるすぐうしろのVIPルームで、そこに同じようなルーツの同級生といるっていうのは感慨深かった。ぼ、ぼ、ぼくら大人になりましたね、と言う感じがした。わたしは単なる役得でそこにいるだけなんだけどね。なんか、中野の片隅にある地味な高校でイヤホンを耳につっこんで居眠りしていた高校時代、これはさすがに想像し得なかった、と思うとしみじみしてしまった。

人生は面白いことがたくさん起きて、ただ過ぎた日々を振り返るだけでニンマリしてしまうようなことがたくさんあるよ。何者になるかとか何を成し遂げるか、ということだけが未来の希望ではないよ。と迷える十代に教えてあげたい気分。

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