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2008年03月23日(日) 佐々木夫妻 最終話

ポカリのCMも当りでしたが、雑誌広告もイイ!!
まだHPで見ただけですけど。これは掲載される雑誌を探さなくちゃ♪

なんていうか、オフショットぽくていいんですよ。
素をかいま見たような…というか、こんなだったらいいなぁと思う素の感じがして。
良く見るとCM映像と全員、着てる服が違う。芸が細かい。
…まさかこれ、合成じゃないよね?



「佐々木夫妻の仁義なき戦い」最終回

さてさて、とうとう(やっと?)最終回です。
ここまで辛かったですね………。
初めてですよ。こんなに1つのドラマに振り回されたのって。
次の日1日中考えっぱなしなんて、ありえないっしょ!!
しかもそれが「あそこが良かった〜」「どうなっちゃうんだろ〜」というドキドキ・ワクワクではなくて
「……………」とか「どうしてこんな事に…」なんていう、グルグル・モヤモヤと悩みまくったのなんの。
正直、しんどかった。
それがあっての最終回。

緊張して初回を待つことはあっても、最終回を迎えるのに緊張したのなんて初めてですよ!
あぁ…もう終わっちゃうんだぁ…なんていう感慨でも、別れの寂しさでもなく
無事に終わってくれよ。なんて祈りつつ最終回を迎えるなんてさ!(爆)

で、見終わっての感想。

ともかく元のサヤに収まってくれてよかったよ…。
後味悪くならなくてホッとしたよ…。
ラストショットが幸せそうで嬉しかったよ…。
これでさんざん振り回されたのも悩んだのも報われる………とは限らないけど
ともあれ、大円団でした。


あのー、最後の感動的な2人の告白で解決してしまったんですが
これ見て「また人情に訴えすぎ」なんていう意見も出てくるのかもしれませんね。
ただ個人的には法律によってキッチリ白黒つけることが、必ずしも最善とは思えません。
むしろ「法的にこうだから」「判決だから」と人の心情に構わず決着をつけて、逆にしこりを残すことだってあるし。
法律は最終的な判断基準であっても、オールマイティな手段ではありえないと思うのです。
人情に訴えて解決するのなら、それでいいじゃないですか。
それはノリ先生の「最後まで相手に訴えかけて解決する」という姿勢にも繋がってるような気がします。
弁護士夫婦が主人公のドラマであって、"法律モノ"ではないのだし、それはそれでもいいのでは?
(ただそれと、弁護士としての仕事っぷりが描かれてないのは別問題)

でもさ、あの裁判長さんにしてみれば「…こんな痴話喧嘩を法廷に持ち込まないでくれよ…」と言いたくもなるだろうなー(笑)
ホントにバカバカしいって思ってそう。
きっと2人で感動して仲直りしたあとで、くどくどと小言を揃って言われればいい(こら)
そんな2人も見てみたい。
うーん。「バカバカしい」というか「ホンマにアホやなぁ」って感じかも。
呆れるんじゃなくて、笑っちゃうしかないじゃん。
あんなに可愛らしくてお似合いの2人を見たらさ。
さんざん振り回された周りの人達だって、怒れませんってば。

でも2人は、周りの人達に感謝しなくちゃいけないな。特に事務所の2人には。
蝶野さんと馬場さんが諭してくれなかったら、後味悪く別れてた可能性が大きいんですから。
(諭すというか、画策ですね)
……まったく手のかかる夫婦だなー!(笑)
それでも2人のことが好きだし放っておけない。
だから結局どちらかの味方について、もう片方を見捨てることはできなかった。
とは言っても、実は自分の生活がかかってましたから…。そこら辺の算段もあるのだけれどさ。

明日くんの名前については確かに疑問でした。
あそこまで嫌ってたら、そのまま名付けないだろうに。
……ま、別の名前付けられちゃったら、もっと早く離婚してただろうね。
それじゃ話が終わってしまうもんな(苦笑)

そんなワケで離婚闘争のケリの付け方としては、まぁ満足です。
親子3人揃っての面接シーンでの、口ゲンカなんて最初の頃を思い出すようなラブラブっぷりだし。
明日くんは苦労するね(笑)

それでも不満はあるわけで。
最後までノリ君の心情の描き方が足りないんだよな………。
全部口に出して言えっていうんじゃないんです。(そんなことするのは駄作)
今回のだって懐中時計見てたシーンありましたっけ?
「ソースとマヨネーズ」に関してはちょこちょこあったけど、懐中時計が映像で出てこないじゃん。
なのに急に桜庭くんが「懐中時計を持ってる」なんて言い出すから、は?って思っちゃうんですよ。
…なんていうかさぁ、細やかさに欠けるというか。

律ちゃんが所くんに偽証を頼みにいったレストラン。
あの距離で、なんで律ちゃんも3人も互いに気づかない?
ノリ君は律ちゃんを見ていたハズなのに、何も言わないし。
ノリ君キスシーンでさえ律ちゃん見てない…というこのドラマですから、やっぱり気づいてないんだと思いますよ。
だったら別に同じ場所である必要性は何もないじゃん。

それと何よりも弁護士が偽証を頼んじゃダメだろう。
いくら律ちゃんが勝利のためには手段を選ばないという弁護士でも
人を巻き込む(しかも確信犯で)のはヒドすぎる。
…これに限らず、この脚本って弁護士を判ってない・軽く見てるとしか思えないんですよね。
単に法律用語話せば弁護士ってワケじゃないでしょう。
かといって法廷シーンをたくさん入れればいいってもんでもない。法廷ドラマでもないんだし。
1話のような相談ごとの解決もあっていいと思うんです。
ただ、弁護士夫婦という設定が最後の離婚裁判まで、ほとんど生きていないし
何よりもノリ先生のお仕事が軽くしか描かれてないのが不満なんです。
……あれ?熱血敏腕弁護士じゃなかったの?

提供バックでドラマ映像が流れておりました。
スタッフとしては時間拡大したかったんだろうな…となんだか切なくなってしまった。
DVDはディレクターズカット版でお願いします。
だけどその分、大きなクモの話を削ってもよかったのでは?


今回、何と言ってもクライマックスの法廷シーンのゴロさんが素晴らしかった。
こっちも思わずもらい泣き。そして一緒に泣き笑いしてしまった…。
もう何も言えないです。"演技"の質を語るのもおこがましく感じました。
あれを生で見られた方が羨ましい。
このドラマの最大の収穫は、役者イナガキの底力を見せつけたことじゃないでしょか。
本当に素晴らしかった。

ワタクシ的にはその前の法廷での落ち着いた声色がたまらなくツボでした。うふ。
ビジュアルも素敵でしたねー。うっとり…。
ベージュのフード付きコートがあんなに似合う弁護士なんて見たこと無いよ!
あれでマフラーぐるぐる巻いてアゴの辺りまで埋まってるのなんて……。うふふ(萌)

小雪さんもスゴく良かったなぁ。
改めて演技の幅も見せていただきました。
やっと律ちゃんらしい律ちゃんが戻ってきた感じ。
このドラマ、演じるにもいろいろ大変だったと思います。
ただ大声を出すだけじゃなくて、人を傷つける台詞が多かったし。ストレス溜まりそうですね(苦笑)
「僕音」での対談でも言っていたように、ゴロさんと小雪さんで良かったよ…。
見えない部分で支えあってた点もあったんでしょうね。

桜庭くん(前回の「桜庭きゅん」以来「きゅん」と呼んでます)…怪しすぎ(爆)
あれか、君はノリ先生のストーカーか!?(笑)
だけど、どう考えても視界に入る位置にいるのに、小川くんとぶつかってるのに誰にも気づかれてませんよ。
………シカト?(こらこら!)
わざと聞かせてんの?って思うように「桜庭くんいなくて良かった」なんて話してるしさ。
そんなんじゃ何時までたっても「きゅん」止まりですよ。
司法試験には受からないし(え、恵ちゃん結婚しちゃったの?ダメだよー。合格したら結婚してあげるとか言わなきゃ!)
蝶野さんには、お荷物って言われちゃうし。

小川くんも後半になって活躍した1人です。
今回もカッコ良く。でもって面白く。
ただ、最後の両親との面会シーン。カマっぽい仕草は無くていいのに。
あのままの小川くんで猪木さんと両思いになって欲しかったよ。

あ、そうそう!明日くんの天パはやり過ぎじゃないだろか(笑)
某暴れんぼママのドラマといい、天パの子供の天パっぷりが大げさなんだもん。
(あれは大泉さんのお子さんという設定でしたね…)
でもチビゴローを見てるようで、ちょっとニヤニヤしちゃったのも事実です(爆)えへ。
最後に3人並んで歩くところのコートのポケットに手をつっこんでる姿勢が
まんまノリ君と一緒なだけで雄弁に親子を語っていたなぁ。


ともあれ、ゴロさん・小雪さん、役者の皆さん、スタッフさん。お疲れさまでした。
それから散々振り回されたゴロファンの皆様。お互い大変でしたね(しみじみ)
DVD-BOXの発売を待ちたいと思います。
特典映像に直前のナビ番組とか入れて欲しいなー!要望してこなくちゃ。
ノベライズ本は…応募しよっと。てへ。

実はこのドラマに関しては、
ドラマ自体について(ストーリーとか演出とか)考えることも多かったですけど、
それだけじゃなくて、ドラマを取り巻く外側についてもいろいろ考えさせられました。
宣伝手法とか、視聴者の反応とか。
個人的には、むしろそういうのを考察する方が好きなんで(苦笑)
自分メモのためにも、またまとめておきたいです。
どーでもいいっちゃ、いいんですけどね。



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