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2008年03月09日(日) 佐々木夫妻 第8話

某ブランドとコラボしてる「そのまま」ですが
どーせ近所に店もないしさ。ブランドにも興味ないのでスルーです。
だけどデザイン違いのCDジャケットが写真付きだったら…考えてたかも。



「佐々木夫妻の仁義なき戦い」第8話
今回、ついに"ながら"視聴してしまいました…。
でもそのせいか、一瞬思ってしまったことがあります。
あれ?今回面白いかも……って。
おいおいおーーい!(汗)

登場人物の内面を推し量ったりとか、感情移入しないで観てると面白いんですよ。
何も考えないで。
もう全編、ありえないだろうと思ってツッコミ入れながらだと。
もしくは右から左へ受け流しながらだと。

でもそういう目線で観たくないのに。

うーむ。


まぁ、(出来る限り)愚痴は言うまいと決めてるので、さらっと……。

今回一番気になったのが、策略を巡らすノリ君。
前回の離婚調停の場で"虐げられた妻"を装って、事を有利に進めようとする律ちゃんの手段を目の当たりにしても
「嘘をついて勝ったところでしょうがないだろう」と言う人が
いくら復讐(としか思えません)のためとはいえ、嘘で策略を巡らすなんて。
そこを崩しちゃいかんだろ。

ただ、「それが僕の正義だ」と断言するように、本人はそれが正しいと思ってるからタチが悪い。
正義のためなら嘘をついても、何をしても許されるって信じてる。
……これはものすごく怖い。
大概の戦争だってテロだって、自分の信じる正義の名の下に行われてる。
正義を妄信して、目的のためになんだってするノリ君が心底怖かった。
(そういえば4話で桜庭くんを叱責したのだって同じだ)

その中でほっとしたのが、ノリ君のお母さん、小川くん、猪木の言動でした。
「子供を産ませてから離婚して親権を勝ち取る」という魂胆をTV誌で知ったとき、
実はお母さんが黒幕なんじゃ?って思ったんです。
…すいません。お母さんはちゃんと忠告してましたね。
しかも「あなたみたいな男に育てられるわけがない」とさえ言ってる。
小川くんはノリ君の、猪木は律ちゃんの親友としての言動も、
心底相手の事を心配してるのが感じられたし。
しかもその言葉の裏には、その向こうにいるノリ君・律ちゃんのことも思いやってるし。

そんな小川くんも、恵ちゃんに対しては……。
あれはちょっとヒドいよ。
…なんだか、他人の事は見えてるのに、自分の事は見えてない人ばっかりだな…。

キレる恵ちゃんがサイコーでした(笑)
桜庭くんに技かけちゃってるし。
でも「出せ!」って、食べたのを出していいんですか?(笑)

まぁ、内心モヤモヤしたもの抱えつつも、出産のくだりでは
思わずじ−んとしてしまったのは事実。
いいこと言ってるのに。いいシーンなのに。
どうにも最後に一波乱おこさないと気が済まないらしいね…。このドラマは。
しかもそれがいつも唐突で。驚かせるというより混乱させてどうするのよ。

今回の策略や一部の台詞のように、
わざと毒を盛り込んで物議をかもすのも、1つの手法かもしれませんが
どうにもエグイ。
だから後味悪くしてどうするの?
それが狙いで確信犯だとしたら、ものすごい作品だけどね。
でも、それならそれで、最初からそういうトーンをやっていけば良かったのに。
もしくは段々とシリアスへシフトしていけば、また違ったのに。
中途半端にコミカルだったり、シリアスだったり、レスラー出したりするから(あ)
どっちつかずになっちゃうんだよなぁ。
しかもその振れ幅が極端で急すぎる。だから視聴者おいてきぼりなんだもん。

どう考えても第1話が完成しすぎてたんですよね…。
もうあれだけで単発ドラマと言ってもおかしくないぐらい。
それが第2話以降の急降下(数字が)の要因の1つという気もしするんだよなー。
第1話のテンションやクオリティを10話も保っていくのは並大抵の事じゃないですもん。
もちろん、第1話で視聴者を引きつける必要はあるけれども
あれもこれもと詰め込みすぎて、自己崩壊しちゃった感は否めない。

しかも役者さんの演技は見所だらけなのが、すごーーーーーく勿体ない。
演技だけで言ったら、今期No.1じゃないかな?
……って他には「薔薇」しか見てない私が言うのもなんですが(苦笑)

そうそう、子供の名前で「水に流して」うんぬんという話がありましたが
親のいざこざを子供の名前に持ち込むなよ(苦笑)

それから、白状すると暗黒面に落ちた(爆)ノリ君に萌えました…。
「ご免こうむる」の冷たい眼差しとか、眠る律ちゃんを前にお母さんとの会話を思い出して
「俺の正義なんだ」と呟く横顔とか。ふぅう。
あと出産に立ち会っての泣き顔とか、子供の名前の台詞回しとか
小川くんに諭されて揺れる心を必死に抑えつけてる表情とか…。
本当に素晴らしい演技だった。

…………全然、さらっとじゃないよ!わー、愚痴りまくっちゃった。てへ。


ワタクシ的には、さんざん翻弄されまくったせいで、意外と落胆も腹立ちもしてないですね。
もう後は毒を食わば皿までよ!て感じですか(苦笑)
見届けたいと思ってます。

さて、次回からは泥沼の?法廷闘争が始まるわけですか。
もしかしたらノリ君の策略にも、裏の裏があるんじゃないか…?という淡い希望もあるんですけどね…。
自分が悪者になることで、律ちゃんに悔いを残させないようにしてるとかさ…。
さてさてどうなることやら。



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