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(日付は2日ですけど、書いたのは5日です。あしからず) 国際フォーラムでのミッチーライブでテンション上がったまま、 ホテルで観た「佐々木夫妻」。 まさか…あそこまでキツい展開になるとは思っておりませんでした。
「佐々木夫妻の仁義なき戦い」第7話
…………。
正直言います。 今回ほど感想が浮かばなかった回は初めてです。 4話を観た後もイヤーな気分になったのですが、あの時は憤りや混乱・後味の悪さを感じていました。 それだけ何らかの感情が動かされたのでしょう。 今回は、それとはまた違いました。 なんだろう…。 唖然呆然。脱力。 見終わって、放心状態に近かったです。 落胆もあったのかな…。
それから何度も考えようとしたのですが、まったく何も浮かばなかった。 でも見返すのさえ怖くて。混乱していて。 ショックだったんだな…と今になって思い当たりました。 無意識のうちに遠ざけようとするほど、衝撃的だったのだと。
いつもは自分の感想をまとめてから、人の感想を見るようにしているのですが 今回は出かけていたこともあり、先に読ませていただきました。 (コメントも書かず、申し訳ないです) …逆にそれで、やっと落ち着いてきました。 落ち着いて考えることが出来るようになりました。 そうは言っても、まとまらないけどさー(とほほ)
7話は前半コメディ色がかなり強くて、やり過ぎちゃう?と思う演出もあったのに 一転して後半はどシリアス。それも悪意さえ感じられるような際どい台詞もあって。 まず、その突然の落差に頭がついて行かなかった。
それと律ちゃんの「あなたの子供と思うと気持ちが悪い」という台詞。 なんでここへ至ったのかが、まったく分からなかった。 それで混乱してしまったのだけれども。 確かに前回からの流れで「隠し事ばかりで」「浮気をしているんじゃないか」という疑念をノリ君に抱いていて、キスの一件でとうとう堪忍袋の緒が切れた。 でも離婚調停を姑息な手で自分有利に進めていても、愛してるからこその裏切られた!という感情から来るものだろうと見ておりました。 "好き"が"嫌い"・"許せない"になるのは感情の振れ幅だけれども "気持ちが悪い"というのは、むしろ生理的拒絶に近い。 自由奔放で自分の感情のみに正直に動いているように見えて、 実は論理的な律ちゃんらしからぬ動物的(失礼)な発言。 「人間じゃない」も暴言でしたけど、むしろ「気持ちが悪い」の方がありえない台詞に思えるのです。 人物設定が段々とズレているのでは?という疑念は、ここ数回感じられる所ですが ここまで悪意丸出しの言葉は、全くもって律ちゃんにふさわしくない。 可愛らしさの無い律ちゃんなんて、律ちゃんじゃないやーい!(涙)
そしてトドメの一言がノリ君の「謹んで、ごめんこうむる」ですよ。 意趣返しもしながらも、その誠実さで律ちゃんを改心(こらこら)させて 愛情も感じさせたと思ったら、すっぱり斬り捨てちゃった…。 あれで「はぁ????」て気持ちにもなったんですけどね。 でも、次回予告見ると、冗談のつもりらしいけどさ。あそこで編集切られたら、ええ!?って思うじゃん。 ……そういうインパクトで視聴者を引きつける手法、確かに良くあるけれども どうにもこのドラマには相応しくない気がするのです。 5話→6話のキス目撃シーンだってそう。引っ張るだけ引っ張って、そんなオチ!?て感じるだけだったりするんだよなぁ……。
今考えると、1話がまとまり過ぎていた感じすらあるんですよね。 だからその後の展開が迷走してるようによけい感じてしまう。 ただ、今回の7話にして、やっと1話のネタ振り(ネタじゃないってば)を活かしてたのには 「お!?」と思ったのに。 全体としては何とも言えないカタチに仕上がってしまったのが残念です。
しかし、その一方で役者さん達の演技は見所だらけなのが、ホントに勿体ないというか。 特にゴロさんの演技、今回も堪能させて頂きました。 こういう所をもっと世に広く見て欲しいのに、数字が取れないのが悔しい。 (エスピーの時のオカダくんの発言「正直、数字は欲しかった」というのを、しみじみと実感してしまいます) それだけじゃなくてビジュアル面での萌えツボもハズレが無いし。 あーーーー、なんて勿体ない。 ビジュアル萌えだけのドラマに終わって欲しくないのよ! それに愚痴ばかり言うのも、もうイヤだし。 まだまだ諦めたくないのです。 だから何かしらの応援は続けますよ。ええ!
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