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2006年07月26日(水) 「Pop Up! SMAP」私的レビュー

毎年恒例の余裕のない制作&発売スケジュールのもと
Newアルバムがやってまいりました。
まぁ、ここずっと新作アルバムに基づいたライブツアーではなく、ライブツアーのサントラ盤といった方が良い位置づけですね。
だからギリギリの発売日なのか!?

初回特典盤のサイズの大きさは、3Dメガネのためだったとは……。
今時3D、しかもセロファンメガネ使用には正直ビミョーな感じなんですけど
(ホログラムぐらい使わんかい)
飛び出す写真付きの歌詞カードは、まぁキッチュで、スマらしくもあり。
意外とCDケースのデザインがキュートなんですよね。透明プラスチックに半透明の赤青印刷が。
デザインはSAMPLE BANGと比べ物にならないぐらいイイっすよ。
でも最初は開け方がわからなかったり、CDが取り出しにくかったりするのはなぁ。どうよ。どうなのよ?


さて、曲感想にいきます。

最初にお断りを。
今回、ちょっとシビアです。
好き好き好きーって方には不快かもしれません。



まずはDisc1
「Theme of 018」
最初のパートはかなり好きだったんだけどなぁ……。
全体通すと……は??って感じ。
今までの「Theme of ~」をコラージュしたっぽいんですよねぇ。
これがテーマ曲なのだとしたら……うーーむ。
やっぱりテーマ曲だったら、テンションをガーーッと上げてくれる曲がいいのにな。

「TAKE OFF」
ちょいR&B風味。基本アメリカンポップ?
サビは好き。
んー、でもちょっと地味なんだよなぁ。もう一段、盛り上がりがあるといいんだけど。

「Nai Yai Yai」
どうやらこの曲がアルバム紹介の名刺代わりになっているようですが
スマスマで初聴きした時には、曲の印象が薄かったんですよ。
PVのスマさん達が可愛すぎるのが悪いんだけど(笑)
でも通して聴くと、アルバム中では1番キャッチーな曲なんだー。
……それだけ全体的に地味めなのね。

なんとなくタカチャ節というのが見えてきました。

「Simple」
…ここまで3曲。なんとなく曲調が似ているような気が。
こういうのが"今っぽい"の?

ドラマの挿入歌にありそう。
ファルセット、がんばれイナガキ!

「Paripia!」
サンバ?それともサルサ?

アルバム中ベスト1はこれかな……。
でも今までのと違って、突出してないんだよなぁ。消去法で残ったような感じ。

ともかく下3人でのキュートなステージを期待してますよ。
がんばれ、パラピアリーダー!(笑)

「Triangle」
ひと休みひと休み(笑)

やっぱり市川さんの曲は好きです。はい。

で、これライブでやるのかな……?嫌いじゃないけど、やらなくてもいいんちゃう。

「モアイ」
ベタ…というか、王道ですな。
タイトル見た時にはまさかこんな曲とは思わず。

でも木村くんソロにありそうな曲……。

ギター弾き語り、するでしょう。ね。

「CALL YOUR NUMBER」
そこはかとなく歌謡曲テイスト。
どうせなら、もっとディスコちっくなアレンジが良かったなぁ。

惜しい。

「星空の下で」
かわいい曲っすねー。歌い方も。
ラップ調なのに、ちょっとフォーク臭さが(苦笑)
個人的にはど真ん中バラードより、こういう変化球の方が好みですわ。

5人で椅子に座って歌いそう。

ファルセット、がんばれイナガキ!第2弾。

「だいじょうぶ」
80年代ぽいイントロに、お!?と思ったものの、ラップ調か……。
なんでメロディラインをかいてくれないのかなぁ。
そっち系のアーチストの曲提供が多いとはいうものの、
ラップ調だと口ずさみづらくないですか?
(古い人間なんで。すいません)

こういうのも"今っぽい"の?ふーん。

「STAY」
なんでこの曲だけボーカルレベルが低いんだろ?
気のせい?

まぁ、ありがちかな。

「Dear WOMAN」
こうして並ぶと、さすがシングル曲。CMタイアップは伊達じゃない。
やっぱり派手です。

オープニング候補曲の大穴。


・とりあえずDisc1の総評。
申し訳ないが、あまり好きな方のアルバムではありません。
これがライブ見ると変わったりするから、面白いんですけどね。

私は耳から覚える性質なので、歌詞カードをほとんど見ません。
だから"歌詞"重視じゃないんですよ。どっちかというと"音"。
やっぱりアレンジも含めての"曲"で結構好き嫌いが決まるので。
そういう意味でも、今回のアルバムは耳に残る曲が…ないような気がします。
聴きやすいけど、案外さらっと流れてしまうような。地味系。
聴き込むというよりBGM的な感じです。
個人的には、もうちょっと尖った曲も欲しかったな。

ミディアムナンバーやバラードが多いので、"大人っぽい"印象を感じるかもしれません。
でもなぁ。
色気がないのよ。
元気でハジケてなければ大人っぽいというのは、ちと安易では?
もうちょっと色気が欲しいよ。「Fly」や「Flapper」、「バタフライ」みたいなのが。
年々かわいらしくなるのは御本人達だけで結構。
大人の色気を見せて下さい。

それとメロディで引き付ける曲がないなぁ。
ラップ調だとメロディが少なくなってしまうので、しょうがないのだけれども。
今までは最低1曲はメロディラインに惹かれる曲があったのに。
残念。

補足しますと、"ダメ"ではありません。
個人的な好みの問題です。
だから好きな方には申し訳ない。


気を取り直してDisc2
ソロ曲集は、ある意味企画盤ですからね。
気楽に気楽に。
「女の子とLOVE SONG」
渾身の(笑)中居くんソロ。
でもタイトルは……どうなのよ。真面目に歌ってもこういうタイトルをつけてしまう時点で
やっぱり照れがあるんだろうなと思ってしまいます。

で。
長い。

どうにも起承転結をつけなければ気が済まないんだなぁ。
逆にさらっと終わらせた方が良かったのに。

「君がいる」
私的木村くんソロの1位は「Easy Go Lucky!」なので
正直、バラードじゃないのがよかったな。

つうか、今回バラード多くないですか?

ともかくいつも通り、木村印は安定。

「L-O-V-E」
うーーーーーーーーーーーん。
正直に言います。
拍子抜け。
だってゴロさんが「JAZZ、JAZZ」ってあちこちで言ってたから
けっこう忠実なのを想像してたんですよ。
スマのライブでそれやっちゃうのは浮くだろうけど、そういうスマートさを待ってたんだよねぇ。
だから、こう来るとは思ってなかったんだもん。
"中居ソロ"テイストが入ってくるとはね…(苦笑)
語ってるとことかライブはいいけど、CDで聴くとこっぱずかしい。

ま、この人がJAZZ担当名乗るのはおこがましいっつうのは重々承知(すいません)
そう考えると、今まで楽曲寄りだったゴロさんが
最初から企画込みで考えてきた(らしい)のは、新機軸ですね。

女の子とくるくる回ってる姿が頭に浮かんで離れません(笑)

最後の一言。
このスケこま(ピー)……確信犯め。
こうも正々堂々とやられると、かえって萌えないな……。

「TOKIO」
これまたハングルにしなくても……。
剛くんはそのまま日本語詞で歌った方がカッコイイと思うんですけど。
アレンジや、ハングルのラップはカッコイイのになー。

でもアルバム全曲中、1番盛り上がりそうな曲です。
歌謡曲って、あなどれない。
原曲が持ってる力強さを感じますもん。ジュリーは偉大だ。

つうか、なぜこの曲をやろうと思ったんだろ??

「Everbody」
いろいろと波紋をよんでるデュエット曲ですが
曲は悪くないと思うんですよねぇ。
だからって映像でこーだくみが出てきてたら、ちょっと冷めるかも。
本人登場は……1回こっきりなら大目に見ましょ。

今回もチャレンジャーな慎吾くんソロ。
その姿勢は支持します。
どなたとは言いませんが、毎回焼き直しっぽいのもどうかと……(毒)


まぁ、後はこれをどうライブで使うのか。と言うことですけど
今までに増して、既存曲とのつながりを付けにくそうな感じです。
つうことは、やっぱり本編中は、このアルバム中心なんだろな。
過去のシングル曲はアンコールに回るのかなー。

それは別に間違ってないと思うんです。
仮にも新作アルバムと同じツアータイトルなんだから。
でも昔の曲で盛り上がりたいのもファン心というもので。
これはジレンマですなぁ。
今年はデビュー15周年でもあるし。
…やっぱりウラスマツアーのリベンジをして欲しかったな。なんてこともちょっぴり思ったり。

今回、自分でも戸惑うぐらい評価低くてすいません。
だからアルバムも最高!って思えるような、ライブを期待しています。
あんなこと言ってすいませんでしたって言わされたい。




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