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| 2004年11月27日(土) |
スマステ見ながら、つらつら考える。+「海峡を…」 |
※今回、かなり長文です。
「海峡を渡るバイオリン」 CMがとてもとても邪魔。 「CM早く終わって」と思うのではなく、「CM邪魔」と思わせるという事は 乱暴な言い方だけど、それだけ映画的な作品だったということなんだろうな。 細切れにされることを考慮していない。 だとしたらこの作品の不幸はテレビドラマであるということで、 幸福なのは映画でなかったこと。
これがそのまま映画だったとしたら、いくら感動作であっても 劇場まで足を運ぶ人は少ないのではないだろうか。 感動作であっても(申し訳ないけど)今の邦画の主流とは少し違う。 今日のスマステの特集を見てつくづく思う。 あらすじを聞いて「感動したいからこれ見る?」と友達でカップルで選ぶ映画ではない。 どうしたって地味めな作品だし。 その以前に人物伝のこういったストーリーは映画の題材として 今の日本では取り上げられにくいだろうし。 それに比べてテレビならまだ広く観てもらうことができるから。
もっと淡々としたドラマかと思ってたんですが、想像以上に激しいドラマだった。 まさに「ドラマチック」。 (けどちょっとびっくり……みんな良く泣くな。感情表現激しいな。) じっくり時間をかけて創られた幸福で贅沢な作品だと思う。 ただカットされた部分が多いからか、ストーリーにむらがある気もしたんですが。 ほんとに良質な作品だ。
でもね、詰め襟姿にちょっと笑っちゃったなんて……内緒だよ〜。
「スマステ」 今回は準レギュラー祭。世界のニュースもすっ飛ばす。
・「海峡…」放映記念、草なぎ剛スペシャル(ってタイトル付けちゃダメ?) うーーん。こういった取り上げ方はどうかと思うのですが。 「スマステ」だから許される反面、メンバー同志の褒め合いじゃないかと 思われてしまう危険性も孕んでいるわけで。 それに「泣ける俳優」って。 剛くんの魅力はそれだけではないのに。 それこそ、この間まで「「いいひと」の剛くん」と言われ続けてきて、 ファンとしてはそれだけじゃないんだ!と歯がゆい想いを抱いてきたのに。 なんでまた、そういうレッテル貼りをするのだろう。
単純明快にレッテルを貼ってイメージを固定すれば、わかりやすい。 はやりの血液型での性格分けのように「××だから…」と言ってしまえば、とりあえず納得する。 今の世の中はわかりやすさを求めているんだな。 でも、人間とか人間の感情なんて、そんな単純に割り切れるものなの? そんなに単純じゃないからこそ面白いと思うのに。
レッテルを貼ってイメージを固定されるというのは、役者にとって得なのだろうか。 この人はこれ、というイメージがあって、そのイメージ通りなら外れない安心感はある。 その中でキャスティングすれば安全。見る側も納得。 (今ってそういう傾向が強くないですかね?) けれどイメージを固定されてしまう怖さ、というものも確かにあると思う。 諸刃の剣になるのだ。 (いいひとな役柄ばかりじゃ、つまらないよ)
だから私はイナガキゴロウの考え方に共感するのかも。 某誌のインタビューで今の自分を色に例えると、と聞かれ 「理想は無色透明。どこかに透明の部分を持っていたい。そのほうがいろんな色を吸収できるから。…何色にでも染まる可能性を持った透明さ」と答えていた。 主体性がないとも言われかねないが、その変化自在で掴みづらいところが好きなのよ。 これってやっぱり主流派ではないね。今の世の中というか、芸能界では。
…まとまらないけど、ちょっと特集からズレてきたので、この辺で。
えーと、今日の特集は剛くんじゃなくて「泣ける映画」でしたな。 なんだろな。 いろんな映画会社の方の話を聞いていると、 泣けるモノさえ作れば当るというソロバン勘定が見える気がして、正直うんざり。 いみじくも「泣ける映画はコストパフォーマンスが高い」と言ってましたが あれは本音なんだろうね。 いい映画を創った→結果として泣けた。ではなく、最初から泣けるか・泣けないかで 題材を探してる(映画を作ってる)んだと白状したようなもの。 だってそう創れば興行が当るから。お金が稼げるから。 つまりは乗せられてるってことですか。まんまと。 ………。 少なくとも私はそんなのヤだ。 ま、「泣きたいから」という理由で映画を選ばないので、私は元から外れてますけどね(ははは)
・月イチゴロー あれ!?「ハウル」は!? 結局、今回の予想(慎吾くんセレクション)は2つ外れでした。全部当てるのはなかなか難しい。
それにしても前の特集でモヤモヤしてたのを全部吹き飛ばす面白さ。 いやもう最高だよ!イナガキ! どんだけ爆笑したことか。
緋毛氈の縁台に紅葉、日本酒…と純和風が今回のテーマであったのに 首痛により途中からエマニエル夫人の籐椅子にチェンジ。 男なのになんでそんなに似合うんだよ!(爆) いや、なんであの椅子がすぐ調達できるんだテレ朝(笑) いやいや、他に椅子無かったのかよ!大下さんはそのままかよ! つうかスルーしてる大下さん、コメントなしかよ! と、ツッコミどころ満載(笑)心はウハウハ(爆)
飛行機マニア語りには、さすがの大下さんも呆然としてましたな。 イナガキファンにはもうお馴染みの光景で、あの語り倒してるのがたまらんわけですが 普通は引くよなぁ(苦笑) そのせいで、映画評が聞けなかったのがちょい不満。 あ、映画として語る事は無いって? 明らかに1位と他の4作品に対する思い入れに差があったもん。
珍しく「飛行機だけがいい」「(この映画の)何がダメって」「オチも無い。何も無い!くだらない!」 と否定的な言葉を口にしたゴロさん。 何か吹っ切れた感じですなぁ。 それでいいのよ。無難にまとめようとしたって周りからいろいろ言われるんだったら ストレートに思うがままに吐き出してしまえ! というより今月は「オールドボーイ」以外、お気に召さない感じでしたね。 それとも単に酔っぱらってただけ?(笑)
何と言っても「脱げ!」の連発でしょう。今回のツボは。 あーたジェントルマンでフェミニストなのに、なんてはしたない事を(笑) めったにそんな事口にしないから、余計萌えるじゃないですか(爆) 一方、乙女ゴローはイさんにときめき「言われたら考えちゃう」って…良くぞ言った。 こうなったら何が何でもイさんに言ってもらうしか無いわね!脱ぐんだったら! と、こっちもテンション上がる上がる(爆) 珍しく胸元も開いてるし。今日は下に着込んでないし。 ゴロさん自身も色気ありましたなぁ。筋違えて痛がってる姿さえビジュアル外さない。 「秘密」のポーズのこれまた愛らしいことといったら!天下一品ですぜ。 もう、見ている方も壊れっぱなし。
スタジオは言うに及ばず、大下さんさえ置いてきぼりで暴走してた今回の月イチゴロー。 ブラボーイナガキ!! と喜んだものの。来月が不安だな…。 コーナー存続の危機というより、スケジュール的な面で。 12月のスマステが11日・18日しか放送予定がなく、11日は予告通り新選組!大集合。 とすると月イチゴローは18日になりそう。(月刊TV誌にも載ってるようです) しかし通常月イチゴローは収録で、18日に生でやるとは考えにくいこと。 そうすると17日以前に収録しなければならず、 12月に入ればクリスマスドラマに1月からの新ドラマの収録も始まるわけで 他「ほん怖」「忘文」「Goro's Bar」の収録もあって。 映画5本(anan入れれば6・7本)観てる時間あるの…?? 慎吾くん、すぐにリストアップしてあげて下さい。
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