ゆみこの一日、報告など
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2001年10月07日(日) 本栖湖単身旅行(ただし往路のみ)

その日、vainと娘は前日から本栖湖でカヌーに行っていた。

一方ゆみこは、前日から引き続いて好きなことが出来るという生活が続き、ちょっぴり嬉しく思っていたのだ。

今日はネットで知り合ったゆうじさん経営のショップ、「アンタップみずほ台店」まで遊びに行こうと準備していたが、朝、電話が掛かってきたのだ。

ゆみこ『もしもし?』
vain『もしもし、僕だけど。まだ居てくれて良かった〜』(泣きそうな声)
ゆみこ『何?どうしたの?』
vain『車のカギを無くしちゃってさ、(スペアキーを)こっちに持ってきてくれる? いつもの所にいるから』
ゆみこ『いつものって、本栖湖の?』
vain『そう』
ゆみこ『ちょっと待って、そこまでどうやって行けばいいの〜?』
vain『新宿から高速バスが出てるから』
ゆみこ『それって新宿に行けば判るの?』
vain『ああ〜、もう借りたお金が無くなるから』(かなり焦っている様子)
ゆみこ『わかった。じゃあ行ってみるよ・・・』

ガチャッ。

どうしよう〜〜!

とりあえず、朝食を口の中に入れながらノートパソコンを立ち上げ、本栖湖までのルートをネットで調べようとしたのだが、何と、そういったときに限ってサーバーが落ちていたのだ。

う〜ん、本当に困った。何度接続を試みても繋がる気配は無し。
仕方がないので、とりあえず新宿まで出てみることにした。

しかし、家を出たのは11時30分頃。・・・かなり遅い旅立ちであった。

新宿まで行くのにはJRと地下鉄の二通りを選択できるが、ここは普段使い慣れている地下鉄で行くことにした。
新宿に着いてから、まずは高速バスのチケットが発売されているチケット売場を目指すことに。

意外と迷うことなくチケット売場には到着。本栖湖行きの高速バスチケットが販売されている窓口へ。

ゆみこ『本栖湖行きのチケットが欲しいんですけど・・・』
販売員さん『本栖湖行きは、本日最終便が出てしまいましたが』

本栖湖直通便は、午前8時40分と午前11時40分の一日2回しか出ないのだ・・・。

ゆみこ『今日中に辿り着きたいんですけど・・・』
販売員さん『でしたら、JRの窓口に聞いてみた方が早いと思いますよ。高速道路も混んでいますし』

そう言われたら仕方がないので、JRのみどりの窓口を目指すことにする。
とりあえず、新宿駅に入ったのは良いものの、そこにはみどりの窓口らしきモノは無かったので、先に昼食を物色するため京王百貨店へ向かった。
調理パンを狙っていたのだが、これと言ってそそるパンが無く、ふらふら歩いているウチにみどりの窓口の表示を発見したので、迷わずそちらの方へ。

今日中に本栖湖湖畔に着けるのか?と不安が募り始めたが、列に並んでいると順番がやってきた。

ゆみこ『本栖湖まで行きたいんですけど』
みどりの窓口の方(以下「お姉さん」)『はい、少々お待ち下さい』
・・・何か普通に端末に入力していますけど。
お姉さん『本栖湖という駅はございませんが・・・(端末に表示されなかったので)』
ゆみこ『あの〜、本栖湖にJRは通っていないと思いますが・・・』

ここから、お姉さんとJR時刻表との長い「にらめっこ」が始まった。
ゆみこ『なんとか今日中に本栖湖に着きたいんですが・・・』
ゆみこもお姉さんと必死になって、JR時刻表の「にらめっこ」が続く。
・・・その間約25分。

一つのルートが決まった。それがこれである。
特急ビューかいじ 新宿発13:30〜大月着14:34
富士急行電鉄普通列車 大月発15:08〜富士吉田着16:00
富士急行バス 富士吉田発16:15〜本栖湖着17:10

・・・本栖湖着17:10!?
暗くなる前に現地に着くか微妙な時刻である。本栖湖バス停からは、結構な距離を歩かなければならないことが判っているため、日が出ている時に現地に到着したかったのだ。
しかし、これ以前に早く着くルートがなかったのでどうしようも無い。
とりあえず、富士吉田までの切符を窓口で購入する。
そして、調べてくれたお姉さんにも大感謝!である。

窓口を離れたのは13:05頃であった。
13:30の特急列車に乗るのに、あまり時間の余裕がなかったため、コンビニ風の建物でパン2個を購入し、ホームへと急ぐ。

すぐに電車がホームに入ってきた。
急いで電車に乗り込み、禁煙車自由席・進行方向一番前の座席(右側)を確保した。
・・・この車体、どこかで見覚えがあるぞ。
などと思っていたら、普段は内房・外房線を走る特急で、「臨時列車」なのだそうだ。
そういえば、千葉県内を南下するとよく見る車両である。
こんな機会で初めて乗ることになろうとは・・・。娘には自慢できるけど。

しかし、特急には変わりないので、乗車時間が長く感じることも無く、ひとまず大月に到着した。
大月は、元DQOFC仲間のまさぼうさんが住んでいる町だ。
辺りを見渡すと、・・・何も無い。大月『市』だし、もっと賑やかな町だと思っていたのだが。

次は乗り換えである。「乗り換えする」と言うことだけは、この時点では理解していたのだが、みどりの窓口では「富士急行線」という言葉が出てこなかったので(さすがはJR)、何に乗り換えるのかイマイチよく解らず不安だったのだ。
・・・しかし、ホームで待っていた電車は15:08発、河口湖行き列車のみであった。

迷うことなく、その電車に乗車。進行方向一番先頭の右側の座席を確保する。
新宿に比べて標高が高いためか、冷えてきたので上着を一枚はおり、暇つぶしのため持ってきたゲームボーイ(Loppi書き換え専用)ソフト「Loppiパズルマガジン かんがえるパズル第2号」を、発車時刻が来るまでプレイし続けた。

列車(確か2両編成)が動き出した後は、景色や運転手の運転姿などをあちこち眺めながら過ごした。
途中、中央道とほぼ並行に走っている箇所があり、『帰りはアレに乗って戻るだけだなあ』とかなり憂鬱な気持ちになりながらも、列車はほぼ定刻通りに富士吉田駅に到着した。

あとはバスに乗るだけである。
・・・かなり寒い。持参してきた上着を全て羽織った。

バスの切符売り場があったので、「本栖入口」までの切符を買う。
・・・しかし、後になって間違えに気がついた。本来ならばその次のバス停である「本栖湖」までの切符を購入しなければいけなかったのだが、切符には「1310円分」と書いてあったので、差額を足して下車すれば問題ないと考え、そのままバス停に向かった。

乗車する予定のバスは、まだ姿が見えないようだ。とにかく寒かったので、バス停側にある待合室で待っていると、バスが到着した。
『乗ってて良いですよ〜』と運転手さんから声が掛かり、早めに乗車する。
発車時刻まで乗車人数が少なかったが(3〜4人ほどだったかな?)、そのままバスは発車した。
途中までは富士急行線と並行して走っているようで、「富士急ハイランド」「河口湖駅前」ではかなりの人数がバスに乗車してきた。

これは河口湖まで高速バスで行った方が早かったのかな・・・?などと思ったが(ネットで検索できなかったのでどうしようもなかった)、そのうち辺りが暗くなり始め、精進湖を一周した後(さすがは路線バス)、17:30頃、無事現地の「本栖湖」に到着した。

(土産屋の)おばさん『あなた千葉から来たんでしょ?』
下車した途端、突然声を掛けられた。
ゆみこ『はい、そうですけど』

・・・どうやらvainのカギ紛失騒動は、周辺の人達も巻き込んでいたらしい。
しかし、vain(&娘)のいる場所は、ここから離れていることが判っている。
土産屋のおばさん達とあれこれ話したら、息子さんが車を出してくれることになった。
途中、念のために交番や他の駐車場を覗いたが、やはりいなかったので、そのまま「いつもの」場所へ。


・・・いた。

vainはライフジャケットを着用したままの娘を抱きながら、長い間寒い中を待っていたようだった。
ここまで乗せてきてくれた息子さんにvain共々礼を言い、その後、持ってきたスペアキーで車のカギがあっさり開いた。

その時、滅多に泣かないvainが涙を流していたが・・・。

・・・こうして、ちょっと長めの単身旅行(往路のみ)は終了した。
その後は、お世話になった土産屋さん(vain達の為に、店を開けて置いてくれたらしい)でちょっと多めの土産を買い、帰路に就いたのだった。

考えてみたら、vainにとってもゆみこにとっても、普段の生活では体験できない、貴重な体験だったかも知れない。
でも、貴重な時間を潰されるのは勘弁して欲しいけどね・・・。


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