恋愛日記



 家。

あたしの家は、彼です。

家という定義を
建築物という枠から外せば、
正しくそれが答えです。

年々、家族が暮らす場所は
あたしにとって居づらいものへと変化しています。
母はどんどん妹へ対応が偏ってきます。
それを敏感に察知していたのは、
あたしじゃなく
彼のほうからだったのかもしれません。

家では気を強くして、
虚勢を張っていて、
そんなあたしを見て彼は気付きました。

涙が出ました。

以前、お前にとって俺は何?
と聞かれたことがあります。
あたしは泣きながら
『心の宿り木』と言いました。
その時彼は、彼氏だろ!と笑って言いましたが、
あたしにとってあなたは
彼氏であり、家であり、宿り木であって
あたしを包む全てなのです。

あたしが外へ目を向けて、
一人で立てるようになるには、
あなたからも卒業しなくてはいけないのでしょうか。
それは違うと、思いたいです。

2007年02月17日(土)
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