大学教員の日記

2003年03月19日(水)  教師冥利

 修了式。同時に子どもたちにも通知表配布。今回は初めてセレモニー風に配布した。方法は次の通り。

1 別室で一人ずつ個別に話をする。
2 一人1分程度。その子の励ましとなる言葉をかける。
3 話のあと修了証書を両手で手渡す。その後握手。
4 待っている間は作文。今回は最後ということで「先生へ」。

 これは私にとっては至福な時間であった。わずか1分といえども、落ち着いて子どものよさを伝えられたことは嬉しいことであった。あの場で言われたことは子どもたちも覚えているであろう。3学期だけではなく、できれば学期に一度ぐらいはしてみたいと感じた。心配事を確認できるのもメリットである。

 さて、先の作文「先生へ」を読み、改めて教師になってよかったと感じた。子どもたちは4年1組がもう存在しなくなることはわかっている。先生と学習をするのも最後ということもあって、作文には感謝の言葉がぎっしり。しかも「よく見ているな・・・」というのもたくさん。

・「いじめがあった時に、こわい先生になり初めておこった顔をみたから、びっくりしました。でも、そのあとはニコニコ笑顔で授業を始めました。ぼくはついホッとします。
・一緒に勉強したときにはとても勉強ができてよかったので、僕は先生がまるで魔法を使ったみたいなので、すごいなあと思いました。
・先生はとっても優しい時ときびしい時に気持ちを分けられるから、僕もそういう人になりたいです。
・そういう先生を見て、わたしも見習って何かの先生になりたいなと思いました。
・私が一番楽しかったのは授業です。先生に教えてもらっているとおもしろくないことでも、楽しくなっていきました。先生は、おもしろくないことでも、おもしろいことに変えるまほうつかいみたいな人ですね。
・先生がいてとてもよかったことは、私がいやだと思っていることを、全部聞いてくれて、私はすっきりしました。
・すごいと思った点は、一言でみんなをひやりとさせてしまうことです。ぼくもあんなにみんなをまとめることができたらなあと思ってしまいました。
・ぼくが休んでいる間に家に電話をかけて励ましてくれたのが、すごくうれしかったです。先生の電話のおかげで、早く病気をなおして、学校に行くぞという気持ちになれて勇気がわいてきました。
・先生はいつもどんな時でも、はげましてくれました。喜ばせてくれました。楽しませてくれました。ほめて下さいました。私はそういうことを忘れることができません・・・・等。

 この一年間のことを思うと子どもたちの言葉は有難い。もちろんこれらの言葉ほど、自分が実践できたかと言えば疑問符がつく。それでも、あえてここに記したのは、子どもたちのこの思いをこれからの自分に生かしたいからである(「魔法使いのように子どもたちをできるようにする」「子どもの声をきく」「勇気のわく言葉をかける」等)
 
 改めて教師という仕事のすばらしさを感じさせてくれた4年1組のみんな、ありがとう。


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SATOMASA