大学教員の日記

2002年06月17日(月)  教え子の死

 今日、衝撃的な連絡が入った。
 昨年の12月に8年前に担任した子が、交通事故でなくなっていたというものだ。私が宮古にいたので、連絡が遅くなってしまったようである。

 5年生の途中で転校して、最初は学級になじめない子であった。日記に困り事をよく書いていたことを思い出す。途中で私のアメリカ研修もあり、親御さんが心配していた。それでも、無事卒業し、中学校で元気に部活をしているということだった。ソフトボールのユニフォーム姿が似合っていた。

 この学級では卒業する時に私とひとつの約束をしていた。「20才の自分への手紙を書き、それを佐藤先生がみんなが20才になった時に送る」というものだ。その20才の手紙を送るのが、この8月であった。改めてその子の「20才の自分への手紙」を読んだ。「20才の自分はどうなんだろう。20才になるまであえないけどね。それまでさようなら。20才になったらあえるから。」

 今となってはこの言葉は天にしか届かない。無念である。この手紙を読みながら、つくづく人生の不公平さを感じる。もっともっと生きてほしかった。親御さんにはのちほど、直接この手紙を届けにいくつもりだ。それが自分の使命だ。


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