Opportunity knocks
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先日図書館で「明日の記憶」(だったかな、ちょっとうろおぼえ)という本を読んだ。
本の内容はおおまかにいうと、40代後半の男性が若年性アルツハイマー型痴呆症に罹患し、様々な葛藤を経験していくという話。 アルツハイマー型痴呆症という病気がどんな病気であるかということは知識としては認知しているのだけど、それがどのように人の生活に影響を及ぼし蝕んでいくかということはこれまでは想像の外にあった。 でもこの本を読んで、それが具体的にどういうことであるかということがおぼろげにわかったような気がする(もちろんそれは本を読んでただ共感するという程度に留まっていて、実際その病気に罹った人の気持には到底及ばないわけだけど)
ある日突然記憶が退行し自分の世界がまったく把握できなくなる、もしそうなったとしたらわたしははたして平常でいられるだろうか。 今まで自分という世界を形作っていた記憶というものが徐々に失われていく、自分が何者でもない何かに変っていってしまうその感覚。
そういう恐ろしい病気はわたしたちのまわりに当たり前のように存在していて、わたしたちはいつそれに足首を掴まれるかわからない。 とても怖い。
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