Opportunity knocks
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| 2004年02月27日(金) |
ambivalence |
17才のカルテを観る。 精神病院に入院した女性が直面した生と死の境界線、あるいは心を病むというのはどういうことなのかということを主人公の女性とそれをとりまく精神病患者や看護士などを通して問いかけた映画。
この映画を観ていて思ったこと。 精神を病むというのはどういうことなのか。 どうして人は心を病むのか。
人は何かとつながり結びつきながら生きている。よってひとりでは生きていけない。だから何かとつながろうとする。でもうまく何かとつながれない状況が起きる。その摩擦の結果、現実から逃避する。自分だけの世界を構築しようとする。でもそれはすなわち孤独を意味する。孤独というものを欲してるわけではないのに、結果としてそれを招いている。自己矛盾が起きる。苦しむ。
現実逃避。 嫌なことから目をそむける。 見なければ目に入らない。目に入らなければ気にならない。 でも目をそむけたからといってそのもの自体が消えるわけじゃない。 見ようと思えばいつでも目の前に現れる。 目をそむけたくなるものが増えるにつれて自分の視界が狭まっていく。
主人公は映画の最後に、精神を病むということは人のある一面が拡大され、それを自分でコントロールできなくなった状態をいうのではないかといっていて、なるほどなぁと思った。たしかに選べないのかもしれない。現実と向き合うこと、孤独のままでいること。
結局は自分で選ばないといけないのかもしれない。行きつくとこまで行きついて考えることもできなるくらい考えて、それでもどちらかを選択しようとすることで、人は癒されていくのかもしれない。
そんなことを映画を見終わった後もずっと考えていた。
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