Opportunity knocks
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| 2003年09月19日(金) |
衝動、情動、破滅、救済 |
最近なぜかラテンものに興味がいく。このまえ読んだ「苺とチョコレート」もそうだし、「トーク・トゥ・ハー」もそうだし。夏中ずっとボサノヴァばっかり聴いていたせいかも。 今日もその影響(?)で「アモーレス・ペロス」をみた。 三つの話が複雑に絡み合った構成になっていてかなり見ごたえがあった。 こんなふうに時間軸が交錯するような映画が実はかなり好き。あの出来事はこの出来事と繋がっていて、だからこそこの出来事は起こった、という感じで考えると世の中のことは何となく説明がつくような気がするから。 この映画はそんな因果(直接的原因と間接的条件の組み合わせで生じるもの)を見せつつ、三つの人間の生を提示している。三つの話にはそれぞれ「犬」が象徴的に使われていて、それがストーリーに深みをもたせている。
この映画を観ながら、人の思いというものはなんて強い力を持っているんだろうとあらためて思った。人の思いは凄まじい暴力を生み出しもするし限りない空虚を作り出しもする。 自分の思いだけのために他の誰かを犠牲にする、何もかも犠牲にする、犠牲にしてまでも手に入れたい思いがある。そのことにただただ驚嘆した。
それにしてもこの映画を撮った人、名前なんだったっけ・・えっと、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ?・・ドキュメンタリーというか短編映画をもともと作っていた人らしいのだけど、この映画が長編としては初作品なのだそう。 すごいなあ、と思う。そしてそして、昨日買った雑誌(Cut)にこの監督の次回作のことが書かれてあって、それがかなり面白そうな映画だった。 題名は「21Grams」21gというのは人間が死ぬ時に軽くなる重さ、らしい。ショーン・ペンにシャルロット・ゲンズブール、ベニチオ・デル・トロにナオミ・ワッツ・・もうこれは観にいくしかないかも。
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