Opportunity knocks
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2003年09月13日(土) 愛のかたち

おとついの木曜日、いつもの映画館でトーク・トゥー・ハーを観てきた。
何て言ったらいいのかよくわからないけど、とにかく考えさせられる映画だった。
その証拠に何日かたった今でも、映画のシーンのひとつひとつがふと頭をよぎって、映画の中の話(雰囲気)にひきこまれそうになる。それにしても好みの分かれる映画だろうなぁと思う。男と女でも観た印象と言うのはかなり違うと思うし。

いろいろ観方、考え方はあると思うけど、わたしはベニグノ(看護士)の彼なりの愛し方は正しいものだったと最終的に思った。はたからみると彼の行動は異常なものにみえるのかもしれないけど、それでも彼はアリシアのことをただの肉体として接してわけではなくて、彼女の存在そのものを愛し、慈しんでいたと思う。
そしてそれは純粋なものであり、例え人には受け入れられなくとも正しいことなのではないかと思う。そして正しいものだったからこそ、それはアリシアの何かを揺り動かし、彼女を目覚めさせたのではないだろうか。

それにしても相変わらずセンスの良い映画をつくるなあとつくづく感心した。音楽にしても、全体的なバランスにしても、映像のトーンの統一にしてもすべて入念に計算されたような感じ。それなのにすごくそれが自然に心の中にすっと入ってくる。

今年のベストフィルムになるかもしれない。


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