Opportunity knocks
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結婚する前から家族ぐるみで付き合っている友達が今日、肺癌の手術を受けた。 一日、落ち着かない気持ちだった。 いつもと変わりない日常。そして友達もいつもと同じ日常を過ごしているはずだった。でも今日友達は肺がんの手術を受けている。
肺癌ときいたとき、とてもショックだった。父が肺癌で亡くなったので、肺癌という病気がどれだけ惨い病気であるか知っているからだ。その人は夫婦で小さな洋食屋兼BARをやっている人で、ほんとうに昔から数え切れないくらいその人の作る料理をたべて、数え切れないくらいいろんな話をしてきた。ビーフシチューの作り方を教えてもらったり、自分では抱えきれないものを聴いてもらったこともある。自分では絶対に弱さを見せない人で、いつも誰かの話をきいてあげたり、元気を与えたりしてくれていた。
見舞いは無用だと友達は言う。良くなったらまた店をやるからそのときにまた顔みにきてくれよ、という。 わたしが彼の顔をみても、励ますことなんてたぶんできないだろう。痩せこけてやつれた顔を見てショックを受け、何の意味もない言葉をかけてしまうのが関の山だろう。わたしができることなんてほんとうに何もないのだ。
7月の半ばに手術のことをきいてから、子供と一緒に千羽鶴を折っていた。邪魔にならないように小さな紙で一枚ずつ丁寧に。そしてやっと昨日、千羽折り終わって、糸に通したものを友達の奥さんに渡した。かける言葉がみつからなかったけど、だいじょうぶだから、きっとうまくいくから、という気持ちをこめて鶴を折ったその気持ちは、たぶんどこかにつうじると思っている。
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