TOI,TOI,TOI!


2006年03月20日(月) 有名人を見た話&テレビ業界の話

3月17日夕方にケルン駅の近くで五嶋みどりさんとすれ違ったんですけど!

・・多分。

他人の空似だとしたらいくらなんでも似すぎ。きっと今までに百回はみどりさんと間違われてるだろう、なんて一瞬のうちに考えながら、思いっきり目をみつめてしまった。立ち止まって振り返って後姿を見送ってしまった。まっすぐ駅に向かっておられました。グリーン系の色の楽器ケースを右肩にかけてて、背が私ぐらい低くて黒縁のめがねをかけていました。
フランクフルトでリサイタル聞いたときに、ロビーに出てきたときにも超間近で見たんだけど、そのときとまったく同じ顔だったもん。おでこと目が。

・・・・

テレビ収録はなかなかおもろかった。教会の寒い中、3時間立ちっぱだったのはこたえたけど。
テカッていたらしくメイクさんにパタパタされたし、「絵的な理由」で演出家の人がホルンの一番(小さい氏)と2番(のっぽ氏)の立ち位置を変えちゃったし、舞台の左側に人が多すぎるとビオラがセカンドの後ろに追いやられたり。3カメだか何カメだかが、ワンシーンをばっちり私の隣(ちょっと金髪)のアップを撮りたかったらしく、うちらのプルトは立ち位置を何度も修正され、しまいに指揮者が完全に見えなくなったとき、彼女が楽器を構えながら
「Alles bestens!」
と元気いっぱいに言ったのがツボにはまって苦しかった。笑っちゃいけない時に限ってくだらないことがものすごくおかしいから困る。

AD?かなんかのショートカットの若い女の人が繰り返し言う、

「jetzt,bitte ruhe!」

(10秒間ぐらいの沈黙)

「und, Mike bitte!」

これ。業界っぽーい。マイクというのは指揮者の名前の愛称。
ちなみに誰もが最初っから全員Duzen(親称っていうんだっけ?)だった。Duzenのほうが私としては全然うれしんだけど、ああこの業界ではそうなのかな、と思ったので。だとしたら面倒くさくなくていいなー。


  
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