TOI,TOI,TOI!


2004年02月23日(月) 卒試〜一次3週間前→2日前

これは1月2週目(休み明けの週)の私の手帳。

JANUAR
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5 MONTAG

9:00 フォーヒャルト
15:00 合わせ+Y

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6 DIENSTAG

9:00 合わせ+M
10:00 ホフマン教授+M (ブラームスソナタ)
11:30 ホフマン教授+Y (シューベルト、モーツァルト)
17:30 チェンバロと合わせ
19:00 スヴァンティエ(ヘンデル)

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7 MITTWOCH

14:00 シュナイダー教授(ヘンデル)

このレッスン終了後、ダウン。
このスケジュールの過密さと、試験が10日延びたと聞いて、今までピンと張っていたものが切れたのが同時だったのが原因か?微熱+風邪の症状。
気が抜けて風引くなんてアホや、と思ったけど、できる限りのことを本気で全部やって、お金も使って(薬とか)、マライケも使いまくって(買い出しとか)、一晩でかなり回復。何事も全力をつぎ込めばなんとかなるもんだね。と思った。マライケに頼んでシューベルト『冬の旅』のCDを持ってきてもらい、とにかく何度も聴いた。


*ちなみにどの先生のレッスンもそれぞれ90分間。

*Yというのは私の伴奏をしてくれたピアニスト。彼女の妹と私が日本で友達だった。結婚披露宴にも出たり、一緒におでんで年越しもした。元ホフマン門下。今はここの学校のコレペティ(伴奏者)。

*Mもピアニストで、私がホフマンのレッスンを受けるきっかけになった人。半年以上ホフマンとこに通ったので、彼女の二次試験で一曲共演することになった。同じ学期に試験を受けることになるとは半年前は考えてなかった。彼女の二次試験は2月16日。私の二次は20日。

*スヴァンティエは以前フォーヒャルトの弟子だった。フォーヒャルトやブッフベルガーは仕事のときに未だによく彼女を呼ぶので、それで私も知り合った。彼女は数年前にリューベックに転校してコンツェルトイグザーメンを修了、現在はここの学校の古楽専攻生。そしてうちのクラスのアシスタントでもある。演奏家として古楽器とモダンの両方の世界で活躍中。
ちなみに彼女がリューベックでついた先生はなんとS女史。先生探しをしていた当時、手紙を書いて会いにいった5人のうちのひとり。

彼女にレッスンを受けることにしたのは、バロック素人の私が試験で恥ずかしい思いをしないため。バロック特有の指使いや弓付け、バロック弓の使い方、など初歩から教えてもらった。

*シュナイダー教授は、リコーダー奏者なんだけど、ほかの楽器の学生(しかも古学専攻じゃなくてもOK)に対してレッスンをしてくれる(公開)。
音程のとり方が平均律にならないように、ということや、装飾音の弾き方について等詳しく教えてくれた。作曲家が自分で最低限の装飾を書いているけど、それだけ弾いても足りないよ、とのことで今度もう一回こいと言われて、この年明けのレッスンが決まった。宿題としてたくさん装飾を考えなければならなかったんだけど、それはチェンバロで共演する(本当はリコーダー吹きで元シュナイダー門下、今は講師)ザビーネにレッスン前日に手伝ってもらった。


一次のリサイタル試験まであと9日となった、
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21 MITTWOCH

 18:30 Klassen-Vorspiel

シューベルト、モーツァルト、ラベルの3曲を休憩なしで通した。とにかく疲れた。ラベルの最後の方はほとんど無理やり弾いていた。こんなに疲れるもんなの〜?と思った。Y(妊婦)も息切れしていた。シューベルトはよかった。シューベルトで精魂尽きたあとのモーツァルトがやっぱり一番むずいと実感。
とりあえずラベルの暗譜(必須)は問題なかったのでよかった。


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26 MONTAG

 19:00 大ホールでゲネプロ

ぶっ通しで弾いて疲れた状態になっても、最後までちゃんと弾けるか試したかったのに、ヘンデルの1楽章を聞き終わった瞬間にフォに止められた。何を言うのかと思ったらいつもの彼特有の右手のテクニックをもっと使え、とのことだった。正直頭に血が上った。わざわざホールとってやってんだから、ピアノとのバランスとか曲の全体像として聴こうと思うのが普通じゃないの?私は音楽にだけ全神経を集中してたのに。その集中はそれっきりで切れてしまって、もう立てなおしは無理だった。そのあとも何度も止められて、もはやゲネプロではなくレッスンだった。いつも通りひとつのことにしか耳(むしろ目?)がいかない彼にはとことん失望した。彼はとにかくそれしか興味がないしそれしかレッスンできない人。他人の演奏を純粋に聴くことなんかできない。一言目にはそれ、二言目もそれ。ほとんど病気。失望感を表に出さないように普通に振舞うのに苦労した。この日の出来は覚えてない。



あさって試験、という日、
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28 MITTWOCH

18:30 Vortragsabend

客を集めてのクラスの発表会のトリでモーツァルトとラベルを弾いた。モーツァルトはとにかく楽しいとこは楽しく、感極まるとこは感極まって、というのを大げさ目にやってみた。弾いてる本人たちはとても楽しかった。ラベルは客もブラボー!と盛り上がってくれてうれしかった。ラベルは曲的にブラボーをもらえるタイプの曲なので楽しい。先生は満足げによかったと言ってくれた。その先は聞く気がしなかったので適当に話をそらせた。
Yが「あ〜楽しかった〜!」と言っていたのでうれしくなった。本番もこれでいこ!と思った。
マライケには今日の部屋ではモーツァルトのfがきつく聞こえた、と言われたのでそれは気をつけようと思った。でもきっと大ホールは響くのでたぶん問題ないだろう。


  
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