TOI,TOI,TOI!


2003年05月17日(土) 先週の本番&レンブラント

学校のオケが終わり、シンフォニエッタも終わった。
先週は本当に疲れた。けど充実してた。
この二つのおかげで知り合いも増えたし、今までの知り合いとも、もっとよく知り合った。まずこれがすごくよかった。

学校のオケでコンミスをやった。
パート練習(フォーヒャルトの指導)があり、その数日後レッスンに行くと、
「マーラーちょっとやる?」と言われ、その日はマーラーのみ。
元バンベルク響のコンマスによる特訓。一時間半。
その後Tuttiの練習にもしょっちゅう顔を出しに来てくれた。レッスン室と大ホールが近いので、レッスンとレッスンの合間に覗きに来てくれてたみたい。
で、次に会った時にアドバイスをしてくれた。

すぐに出来ることとそうでなかったことと、いろいろあったけど本番は楽しかった。
こんな経験全員ができるもんじゃないし、この席に座れる機会って今までだってこれからだってそんなに多くはない。

その翌日、朝10時から18時までシンフォニエッタのプローべ。
翌々日、本番。
モーツアルトのチェロコンチェルト(原曲はフルート)のソリストがガブリエル君というイスラエル人で、これがまたすごく魅力のあるチェリストだった。とにかく楽しくてしょうがないという感じ。オケも自然に笑みがこぼれる感じ。カデンツはヴィルトゥオーゾ全開で、何回聞いても思わず笑ってしまう。
コンチェルタンテのダイシン君とビオラのアントヮン君(フランス人)のソロも、素晴らしかった。ダイシン君は、本番で一段階パワーアップしてた。

学校のオケに乗ってた人がほとんどだったので、はっきりいってみんなくたくただった。でもプローべも本番もすごく楽しくて、弾いてるときは疲れてることを忘れた。モーツアルトってうまい人が弾くと本当に楽しい。
こういう楽しい音楽なんだということを次回のプローベシュピールのときまで忘れないようにしよう。

その日の翌日は、仕事。
バイオリンデュオで、ホテルでBGMを弾いた。
マライケとやった。
その日の夜、マライケファミリーと共にレンブラント展にいった。

普段は世界中の美術館に散らばってるレンブラントの絵を一同に集めて周ってるんだとか。ここフランクフルトでは2ヶ月間、ここに来る前は日本にいたそう。

デッサンもたくさんあって、これもかなりおもしろかった。
怒った顔とか悲しい顔とか、自分で演技して鏡に写して描いてるのがたくさんあって、おもしろかった。その姿を想像するとおもしろい。

解説は冊子になっていて、これがかなり充実した内容で、マライケが、読んで私に解説してくれたので、おかげですごく楽しめた。
マライケにとっても楽しかったらしい。


明日は教会のミサで弾くお仕事。
ヘンデルの曲数曲と、合唱の伴奏。
マライケ、クリストフ、ルイーゼ(ブッフベルガーの娘)と。


  
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