TOI,TOI,TOI!


2002年11月25日(月) 究極のレッスン

昨日は、KAHLという駅の近くのALZENAUというところで、コンサート。
バイオリンは、ほぼ全員うちの門下生。
更にうちの門下からふたりが、今回ビオラ奏者としての参加。
弦は6・5・4・3・1という編成で、弦も管も、ほぼ全員うちの学校の学生たち。

先生のところに話が来て、先生自らメンバー集めからなにからなにまで仕切ってくれるっていう、先生中心の仕事がいくつもある。そのうちのひとつ。
先生自ら楽譜をコピーしてみんなに配ったり、集合時間などのプリントを作ったり、トゥッティ練習になる前に必ず一度か二度バイオリンのメンバーを集めてプロ−べをしてくれる。
先生であり、みんなを引っ張るリーダーシップもあり、何が大事か考えて、それをどんどん実行している。これってかなりすごいことだと思う。
なにより人間性の素晴らしさに影響され、門下に新しくはいってきた子が、どんどん変わっていくのがすごい。先生のカラーに染まっていく。私もかなり影響受けてると思うし。

ウズベキスタンから家族と一緒に来てるマリアとか。甘やかされて育ったのが誰の目にも明らかな、ワガママ娘なんだけど、最近なんだか少しだけしっとりしたような・・・。
中国人の絶壁なんて、最初、手首のスナップ利かせた独特の奏法で、なんとなく中国語の発音そのまま、みたいな演奏だったんだけど(けなしてるわけじゃなく、これはしょうがないこと)先生と一緒にモーツァルトやバッハをやって、なんかいろいろ大事なことに気付いてきたみたいだ。(と、先生が言っていた)

先生は長くコンマスをやっていた人だし、多くの学生はオケに入って働きたいと思ってるわけだから、先生と一緒に弾くっていうのはこれは究極のレッスンなんだな。勉強になるのに、しかもお金ももらえるという。ありがたいです。

たとえばうちの学校のコントラバスの先生はギュンター・クラウスっていう人なんだけど、彼なんて、こないだ大学オケにのって、ブルックナー弾いてた。
これも同じく究極のレッスンだと思ったね私は。
しかもコントラバスの学生達、みんな超楽しそうで、先生も楽しそうで。
楽しみながら、学んでるね。理想だね。


さて、ALZENAUの話に戻ります。
今回の旅は、練習後にワイン酒場に集まり、先生も一緒にみんなで盛り上がった。
二晩連続だったのに、全く次の日に残らなかったのが、すごい。
いいワインだったてことね。

またドイツ人の友達が増えて、うれしい。
ビオラのクリストフと初めてまともに話したら、彼はとってもいいやつだった。とっつきにくいと言う人多いし、私も苦手だったけど、全然だった。
カルテット一緒にやろうよと言ったら、もうすでに組んでるのがあるけど、一応メンバーに(私に誘われたことを)話しておくよ、と言ってくれた。

もうひとり、学校で一番苦手だったかもっていう、ホルンのHANNO(ハノ)が話しかけてきて、学校のオケのとき、前にいたよな?って言われたりして、うれしかった。
彼は、ガキ大将がそのまま大きくなったみたい。ジャイアンみたい。でもすごいホルンが上手いの。今、学校のオケは1年間ぐらいずっと彼が1番を吹いてる。

クリストフとか、ハノみたいなのと知り合いになった瞬間って、なんか妙にうれしいんだよね。

それから、今学期からうちの門下に新しく入ったドイツ人女子3人組がいて、彼女達はまだ19か20なんだけど、とにかく3人とも可愛い。
ワイン酒場でも、さすがにドイツ人、とてもお酒に強く、
酔えば酔うほど元気になって、私も久しぶりに若い頃のように騒いだ。
若い子といると、若返った気分になって、楽しいわ。

割と背が高く、おっとりした性格のマライケ。すれてない、純粋なすごくいい子。
すごく魅力的な顔立ちの子。自分が美人だということに気付いてない。
背が私と同じ位小さくて、髪の毛も短く洗いっぱなしのパサパサが可愛いバーバラ。もうとにかく元気。うーん、自分を見てるみたいだ。
もうひとりのユーディットは、今まで学校であんまり会わなかったけど、今回いっぱいしゃべった。上品で、3人の中では大人っぽい子。

3人の中でマライケとバーバラは、学校に入るずっと前からフォーヒャルトについているので、私なんかよりずっとボーイングのテクニックが出来てる。
私はそれがうらやましく、彼女達は私の演奏を好きだと言ってくれて、お互いにとっていい存在。

年は6つも下だけど、私は彼女達といるときが、今一番楽しいかもしれない。


コンサート前の時間にバーバラが持ってきたUNO(カードゲーム)をやった。
もう、めちゃ楽しかった!!!!!!
ルールをちゃんと分かってて、てきぱきとみんなにルールの説明をするのはバーバラ。
あとの人は、初めて、か、基本のルールだけ知ってる(私も)という状態。

たとえば、色もなにもかも全く同じカードが場に出たときは、次が自分の番じゃなくてもいつでも出せる、とか、
0を出したら、誰かのカードと自分のカードを丸ごととっかえていい、とか、
ジョーカーが出たら、全員、隣の人にカードを丸ごと渡さなきゃいけない、とか、
4が出たら、自分の向かい側の席に移動して、一番席につくのが遅い人は1枚引く、(これ、半端じゃなく大騒ぎになる)とか、

日本のルールより、場に出るカードをしっかりチェックしてないといけないので、スピードが勝負になって、盛り上がる。
マライケは、スピードについていけなくて、すっごいうけた。
とっくに次の人になってから、普通に「ウノ。」と言ったり、
みんながバンバンバーン!とスピードを競ったあとで、パタッと出そうとしたり、
それにバーバラが「遅ーい!マライケはいつも遅い!」と超うけながら突っ込んでんのが、また可愛くておかしくて、こっちも腹がよじれた。

色を変えるカードを自分で出しておきながら、しっとり黙ってるから、
みんなに「何よ!」「何色よ?!」
と勢い込まれて慌て、

「・・・blau?・・・oder was」(・・青?・・・か、なんか)

慌てすぎ。勢いに押されすぎ、マライケ。

「oder was!oder was!!」
っておもいっきりバーバラに突っ込まれ、
しかも、マライケのカードは一瞬前まで私のカードだったので、彼女が青を1枚も持ってないのを知ってた私は、彼女とふたり、爆!
マライケは、バーバラにこっそり(みんなに聞こえてたけど)
「私、青1枚も持ってない」って言って、バーバラも爆発!

このおかしさ、伝えきれないのが残念。
今も思い出し笑いしてる。


  
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