TOI,TOI,TOI!


2002年08月06日(火) 兄さん姉さんとお別れ

日本のオケの団員サンであるハラトモさん。
去年9月からの1年間の留学を終え、帰国して仕事に戻ります。

今彼女が住んでいる部屋に、次私が住むので、いろいろ置いてってくれます。
テレビ、譜面台、洗濯物ほし、ドライヤー、調理器具や食器類、浄水器に、
セーター、マフラー等のお下がりも。
全部で25ユーロで譲ってくれた。
25ユーロ=3000円。
テレビだけでも100ユーロですから。

ハラトモさんは、「私は1年だけだからさぁ」って言って、
本っ当〜に必要な生活用品だけ買い揃えて、余計なものは買わないってことで、
テレビもずーっと買わずに我慢してたのね。
でもある日、我慢できなくなって買っちゃった。
けっこう帰国までもうすぐだったのにね。
理由は
「ジダンが見たい!!!」

いまだに「ジダンのために買ったテレビ」と言っているので、
よっぽど悔しかったんだろうね。
「ジダ〜ン!怪我すんなよ〜!」

こないだちょっと荷造りを手伝ったけど、本当に物が少なくてびっくり。
郵便で送るダンボールはSサイズ3個。
本人も驚いてた。たったの3個!

また日本での超多忙な生活に戻るハラトモさん。
おもしろいお姉さんでした。
またどこかで会えるかな。


ノモさんは、ノルウェーに引越し。
この前、電話がかかってきた。
「伸ちゃんさ、晩メシおごるからさ〜・・・手伝ってくれぇ〜」
「いいけど〜?私の引越しの時手伝ってくれたし」
「オレさ〜親知らず抜いてさ〜痛えんだよ」
「え〜?」
「ま、じゃ〜よろしく。(ガチャ)」

親知らずって・・・と思いながら家に行ってみると、
頬を腫らしたノモさんがダンボールに囲まれていた。
あと数日で片付けなきゃいけないはずなのに、まだ生活感ありあり。
だいじょ〜ぶ〜?まにあうの〜?

親知らずは「ドイツにいるうちに抜いとこうと思って」この忙しいときに抜いてきたという。
ドイツは保険を払えば、医療費はタダ。学生が保険に入るのは義務となっている。
保険料は一ヶ月50ユーロ強=6000円。
痛かったわけでも異常があったわけでもないのに、タダだから行かなきゃ損!といって抜いてきたそうだ。

しゃべんのも食べんのも痛え。と言ってる彼を見てたら、悪いけど笑った。

とにかく彼は荷造りをし、私は掃除。
窓拭き、ベランダ、台所。
「おっさすが!きれいになった〜。こういうのは女の子がやると違うね!」
とかずっと言ってた気がする。黙々と掃除してると彼が1分おきぐらいに
「痛え〜」
と言うのがおかしくて、ツボに入って困った。

ノモさんがいらないからと言って私にくれたもの。
コーヒー豆挽き、コーヒーメーカー、インスタント食品(味噌汁など)袋いっぱい、ろうそく、缶詰、紅茶、湯のみ茶碗5個(なぜかブランド物)、焼き魚用の四角い皿・・・と、こんな感じ。
ハラトモさんとは対照的な生活をしてたのがよく分かるねぇ。

夕飯は彼の行きつけの中華。
きのうもハラトモさんと来た、と言ってた。
もうすぐこの味ともおさらばだから、と言ってた。
なんか、鴨のから揚げに辛いソースがかかったやつを頼んでた。
「そんなの頼まなきゃいいのに」と言うと
「どんなときでもうまいもんを食うことは大事なんだ。」とか言ってた。
男子の言うことは分からん。
一口ずつ、食べる前に顔を真横に傾けて、
せえの!て感じで口にほおりこんで、そのたびに
「☆っ■▽★〜〜〜〜〜!!!!(いって〜)」
とじたばたして、「だいじょぶ?」というと
「でもうまい」と言う。爆笑。

ノモさん、ノルウェーに遊びに行くよ。
その時は、また寿司握ってね。


  
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