TOI,TOI,TOI!


2001年10月17日(水) 大緊張の末大崩壊

クラスのフォアシュピールの会、初登場で見事崩壊の巻。
ぐちゃぐちゃになっちゃったの巻。

大ミスをしたとか、つっかかったとか、そういうことではない。むしろそれなら、こんなに凹まん。そうではなくて、最初っから最後まで、弓をコントロールできないまま終わってしまった。全体を通して、よくなかった。全体を通してへたくそだった。
これが私の今の実力だ。これが現実だ。

凹みまくって、楽器を片付けてた時、Kが通りすがりに頭を「ポン」とやってくれた。

なんか・・・ありがたかった。

今日来れなかったトーマスが自分で焼いて持って来たというケーキを、先生がみんなに分けてくれて、みんなで食べた。
そのあと、そのまま同じ部屋で、プロコフィエフ(交響曲)の練習というかレッスン。今度のこの仕事、先生ものってることが判明。先生コンマス。
このクラスから参加するファーストバイオリンは、先生入れて4人。ノモさんも一緒。

練習終わったあと、ノモサンに誘われ、まだ学校にいたKを誘って、3人で飲みに行った。カンガルーとかいう飲み屋。
Kと私はビール500を2杯ずつ。ノモサンは1杯。

軽く酔っ払い、そのままKんちにお泊り。Kはフォアシュピールのことについていろいろ言ってくれた。自分も同じような経験をして最初の1年は苦しんだ、とか。みんな最初そうなんだってさ。このクラスのコは、とにかく彼のスタイル(右手)を徹底的に教え込まれるんだけど、すぐにはできない。出来るようになったと思っていたら、緊張すると、なんでかぐちゃぐちゃになる。

K曰く・・・
「今日は、満足のいく演奏じゃなかっただろうけど、凹む気持ちもよく分かるけど、でも、これでいいんだよ、向かう方向は定まってるんだから。」
「これで伸子もこのクラスに両足突っ込んでしまったということだよ、おめでと〜」と言ってKは笑ってた。みんなほんっと〜に同じ道を歩んでて、可笑しい!って。わらえね〜。でもそういう後輩達をいっぱい見てきたということだよね、K先輩は。

まあ私は今のKしか知らないんだけど、今のKはほんとにいいと思うから、ああいう風に弾きたいと思うから、でもああなるためには避けて通れない道を通ってるんだと思って、とりあえず頑張るっきゃないっす。身近に目標があるってのはありがたいことっす。

*トーマス,ノモさん:同じ門下の人


  
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