skajaの日記
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2006年04月14日(金) 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

去年の12月に同僚から借りた本を、やっと読み終えました。読み始めてからはあっという間で、4日くらいで読み終えたよ。
「…オカンとボクと、時々、オトン」という副題に何となく納得しました。幼稚園時代から大人になるまで、全てのエピソードが「オカンとボク」を中心に書かれてたね。友達も、学生生活も、恋人も、仕事も、オカン以外のことは粗筋のようにサラサラッと流れていくだけ。そっち方面から見たら、もう一つ違う小説が書けそうな感じがします。
オカンが亡くなった日にも、リリー氏はいつもどおりに「くだらない文章を書く」仕事をしたというエピソードがありました。自分はまだオカンに見せられるような仕事をしたことがないって。あぁ「東京タワー」はお母様のために書いたんだなぁと思いました。
月並みな感想ですけど。この本はとっても好きです。

ほぼ同時にリリー氏の「誰も知らない名言集」を読んだんです。あんなことを思いながらこんな仕事もしてたんだなぁって思うと、グッときました。かなりくだらないんだけどね。
おいおいまたそれかよ、って内容ばっかりだったけど。


skaja

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