精神がぶちあたるさまざまな矛盾、矛盾だけが現実のすがたであり、現実性の基準だ。想像上のものの中には矛盾はない。 矛盾は、必然であるかどうかをみるためのものである。 * * *何ものかにじっと注意をこらしていると、そこに矛盾があらわになってくるが、そのとき何か引き剥がされるような作用が働く。こういう方向をじっと堪え忍んでいれば、やがて執着から離れることができる。『重力と恩寵』シモーヌ・ヴェイユ