続・家族ゲーム






駅前仮留学

2005年09月17日(土)


日頃の独学英語の成果を試すために、どうしても外人と話してみたくなり、某英会話スクールに体験レッスンの申し込みをした。

最初に相手をしてくれたのは「まだ入ったばかりなんですぅ」という、若い日本人の女の子だった。料金とかシステムを紹介してくれるんだけど、たぶんマニュアルにあるんだろう、「英語が話せるバラ色の未来」をなんとかイメージさせようと必死だった。

本来は40分の体験レッスンを受けるはずだったのが、まずはレベルチェックを受けて、それから3回の無料体験レッスンを受けるという段取りになってしまった。とにかく、何回も何回も通わせて、なんとかマインドコントロールを完遂しようという魂胆らしい。

レベルチェックを担当したのは、推定20代のブロンド美人だった。このへんも若い愛に飢えたオヤジ心をがっちり掴むための罠であることは明らかだ。まあ、僕も罠と知りつつも半分首を突っ込み、しっかり鼻の下をNOVAしてるんだから、どっちが狸か狐か分からないが。

レベルチェックの結果を聞いてようやく教室を出ようというとき、さっきのブロンド美人と目が合った。彼女はにっこりと微笑んで、小さく手を振ってくれた。一瞬、数十万円のローン組んでもいいかなという思いが頭をよぎったが、首をブルンブルンと振って軽率な気まぐれを打ち消した。

結婚する気のない女への中田氏を、すんでのところでこらえた気分だった。



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春樹 | MAILMy追加


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