日記

2006年04月01日(土) 『優しさがつらいときもあったりする新世界』



倒せない。倒せない。いくらやってもヘタレのまんま。
そうして今日も黙々とプラクティスモード……。


こんばんわ、格ゲーってどうやったら上達するんですか。もえぎです。
うう、どんだけやってもちっともマシになりませんよう。
EASYなのに。繰り返し申しますがEASY設定ですのに。
なんでこんなに勝てへんのようとしくしく言いながらやってます。
途中、悔しくて悲しくてカスタマイズに走ったり。
ちょっと気が変わってDEVIL WITHINをやってさらに挫折したり。
仁さん好きなのですよ。仁さんだいすきなのですよ。
でもこのヘタレはいっくらやっても仁さんに申し訳ないばかり。
アーケードヒストリーで鉄拳3をやってはレイのおじさんにボコられて。
半分ヤケになってぱんだ衣装のまんまストーリーモード飛び込んだり。
そんなことしてる時に限ってファイナルまで行けちゃったり。
シリアスな会話してても衣装がぱんだなので微笑ましかったり。
で。ひいおじいちゃんに返り討ちにあいまくったり。

ひいおじいちゃん何。ひいおじいちゃん何あれ。
おなかから火ぃ吹いたよひいおじいちゃん。アスタロトですかひいおじいちゃん。
何ですかわたしは魔界村にいるんですか。
側転もろくにできないわたしにどないせえというのですか(練習しなや…)
酷いですひいおじいちゃん。惨いですひいおじいちゃん。
こんなんじゃあわたし永遠にEDなんて見られませんよひいおじいちゃん。
ずっこい手段で全EDは見ましたけれど。
その影響でひいおじいちゃんもとても好きだったのですけれど。
……ひいおじいちゃんのいけず。
しくしくしくしく。どなたかわたしに上達のアドバイスください。

しくしくしつつ、本日の新世界をアップしたら特訓です。
昨日から一転、アホ話をお一つ。
デミトリファンの方はごめんなさいです。や、デミトリ好きなのですよ!
ただなんかわたしは歪んだ愛し方をしているらしいです。紺堂嬢によれば。
ナプコンは、女の子たちがとっても強いのです。力という意味ではなく。
協調性皆無な男性陣に代わって、はきはきてきぱき物事を運びます。
いっぺん、敵を見逃したリュウと仁さんにルーティが怒鳴る場面がありました。
『何してんのよ!』と叱られて、リュウが謝ってました。凄い光景でした。
さてさて今夜は短くゆるーい新世界。これをアップしたら特訓です。
何の?決まっています。
………………鉄拳の側転です。





『優しさがつらいときもあったりする新世界』

 おなかすいた。

 吸血鬼であるデミトリにとって、空腹とは勿論血液不足を指す。でもプライドが異様に高いので、自分からは言い出せない。根っからの俺様気質。もし空腹だと口に出そうものなら、何処からともなく聞きつけたモリガンにからかわれまくるに決まっている。だからここはこっそりと、この飢えと渇きを癒さなければならない。
 不幸中の幸いにして、ナムカプメンバーは大変な美女揃い。誰から吸っても恐らく美味だろう。デミトリとしては気が強い女性はあまりタイプではないので、少しくらい選り好みしても良いかもしれない、と思えるほどバラエティ豊かなメンバーばかり。ただ問題はこの場合別の場所にある。
 あのメンバーが果たしておとなしく吸われてくれるものか?
 ――シミュレートしてみよう。


・小牟→自分より年上。しかも狐。→却下
・M.O.M.O.→人間じゃない→もし襲ったとする→カウンター技発動→ノック・ザ・ドア→無理
・KOS-MOS→更に人間じゃない→一応襲っても→カウンター→マイクロミサイル発射→撃墜
・タキ→忍者→スキル『隠密行動』で逃げられる→又はカウンター・笹火雷鳴→不可
・わや姫→またも人間じゃない→襲うとしても→カウンター→天駆け乱れ手裏剣→命中
・ルーティ→ペアに未来の旦那さまがくっついている→カウンター・紅蓮剣→燃焼
・カイ→こちらもペアにラブラブな黄金の騎士が→かばわれるか回避・ハイパーシールド→断念
・マスヨ→波動銃くらうのが目に見えている→後、何処からともなく岩石落とし→潰滅
・ひろみ→かなり美味しそう→でもジャンプ回避→そしてデッドヒートスロットル→轢殺
・ワルキューレ→清らかすぎて吸ったら死にそう→回避
・サビーヌ→ある種同族に近い→それに英雄がペアでいる→カウンター・兜割り→撲殺
・桃→大変美味しそう→でもヒーローがペアでいる→回避・ベラボージャンプ→孤独
・フェリシア→ダークストーカー→聖職者がペアでいる→カウンター・ドラゴンスクリュー→投擲
・モリガン&リリス→誰が頼むものか→論外
・レイレイ→死んでる→更にカウンター・返響器→グッバイ鼓膜
・鳳鈴→鉄の女→更にカウンター・サイレンサーハンドガン→射殺
・レジーナ→鉄の女→一応ペアで冬瓜がいる→カウンター・眉間狙い→射殺アゲイン
・春麗→鉄の女→回避・三角飛び→逮捕
・キャミィ→なかなか美味しそう→が、カウンター・キャノンリベンジ→昇天
・さくら→とってもとっても美味しそう→元気ににっこりカウンター・蒼空波動拳→消滅
・かりん→美味しそう→高貴に一発カウンター・夜叉返し→フライハイ
・ローズ→かなーり美味しそう→でも死人→追い討ちカウンター・ソウルリフレクト→涙酒
・響子先生→言うまでもなくペアでラブラブな人がいる→根性カウンター島津流正波拳→及び本人カウンター・片翼の構→自棄
・シルフィー→味以前の問題として金取られそう→それにカウンター・ブロディアパンチ→節約
・ロール→相当美味しそう→やっぱりペアでラブな子が→完全回避・シールドアーム→現実逃避
・トロン→狙いやすそう→コブンに泣き落とされる→気の毒になる→同情

「……………」
 考え深げに顎に手を添え。そうしてどんどん切なくなってきた。にっちもさっちも手の出しようがない。美味しそうな血が、辺りに満ちているというのに吸うことはかなわない。空腹においてそんな状況はまさに生き地獄。ちょっと泣きそうになっている魔界の貴公子の側を、軽い足音が駆け抜けようとして――止まった。
「デミトリさん?」
「……貴様か」
 きょとんとした常盤の瞳を真ん丸に。ぱちくり子供のように見上げてくる小柄な姿は、ナムカプメンバー心のお母さん、シオンである。忙しげにぱたぱたと走っていたことから察するに、色んな家事をこなして働いていたのだろう。そんな時に、廊下で擦れ違った、何やら考え込んでいるらしい吸血鬼に、彼女はどうかしたのかと小首を傾げる。彼女の姿を認めると、咄嗟にデミトリは内心勝ち鬨を上げそうになった。瞬時にして脳裏を駆け巡る策謀に人知れずほくそえんだ。
 そうだ。シオンがいた。何故気付かなかったのか。つくづくそう思う。彼女ならカウンター技も回避技も、そして身を隠すスキルも持っていない。皆を支える回復役だ。だから逃げられることもないし、襲いやすそうだし、何より血が美味しそうだ。確かに、さっさと事を運ばないと、何処からともなく宇宙最強鋼のワルキューレな秩序の娘がモードA7で特攻をかましてくる危険性はある。狙われたら最後、ママたる主任を守るアンドロイドは問答無用で敵と判断した対象を掃討しにかかるだろう。だが逆にそれさえ避けられれば、目の前のごちそうをまんまと頂くことができる。この機を逃してなるものか。
 獲物を狙う肉食獣めいて、にまりと口角を上げる。そうすると、鋭い牙がのぞいて見えた。何も知らない相手を油断させるように、やおら声を作り物の穏やかさで覆う。
「何。私は少々、ランチを待っていたのだよ……」
 そう言い、状況を把握できないのか、見開いた目を瞬きもしないでいるシオンの肩に手をかけようとする。そのまま引き寄せて、首元に牙を突き立ててしまえばそれでおしまい。血の宴とまではいかなくとも、待ちわびたご飯の時間である。さあさいざレッツプレイ。
 が。

「あ。そうか、そうですよね!」
 抵抗するでもなく捕まるでもなく。シオンは胸の前でぽんとてのひらを合わせると、にっこり笑いするり魔の手をすり抜ける。流石に武術をたしなんでいるだけに、機敏で無駄のない身のこなしである。まさか満面の微笑が返ってくるは予想外だったデミトリは、宙に浮いたまま行き場のない手をそのままに、思わず動きを止めてしまった。その前でシオンは、余程何かに得心がいったのか、おとがいに手を添えると、次々に行動の方針を考え始めた。
「デミトリさんは吸血鬼ですもんね。普通の食事だけじゃなく、血がないといけませんから…ちょっと待っててください!」
 才媛の手にかかれば、方針などあっという間に定まるもの。一言も口を挟む隙を与えず、彼女はてきぱきと物事をこなすべく、最初と同じように軽やかな足音で駆けてゆく。硬直したままどう反応したものやらと取り残されたダークサイドマスター(自称)が考え付く前に、シオンは戻ってきた。腕の中には大切そうに何かを抱え込んでいた。はあはあと息せき切ってやってきて、またもにっこり微笑むと、それを取り出し差し出した。
「はい、どうぞ!」
 手渡されたのは医療用の輸血パック一袋と、ストロー一本だった。
 それじゃあ!と輝かんばかりの笑顔でシオンは走り去り、後には輸血パックとストローを手にしたまま立ち尽くす魔界貴族が残された。


 数分後。ゲゼルシャフト号食堂にて。女の子部屋でのラブ話も一段落して、艦内をぱたぱたと気侭に飛んでいたモリガンは、そこはかとない哀愁を背負ったデミトリを発見した。あらなんだかおもしろそう、思い近寄ると、背中側からひょこりと手元を覗き込む。
「デミトリ。何してるの?」
「…………ランチだ」
 不味いわけではないが、本来予定していたランチに比べるとやはり味の劣る食事をずちゅーと吸いながら、両手でパックを持ったまま言葉少なの堅物吸血鬼に、モリガンはさも楽しげに妖艶な微笑を浮かべるのだった。
 やさいジュースに比べればマシなもんでしょ。……たまにはこんなこともあるでしょうさ新世界。


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