かなしいことは日記に書かないほうが良いと思っているのです。 ですから、極力ここには記さないようにと。けれど……。
こんばんわ、ごぶさたしておりました。もえぎです。 すみません。少々、その、心を崩しておりまして。 体調を崩したわけではないのです。決して。 ただここのところ……酷く、不安定なのです。 どんなに。どんなに考えても、考え続け考え抜いても。帰結するところは一つ。 自己嫌悪。ただそれ。
わたしはいつだって誰かに迷惑をかけるばかりで。 だいすきなひとに限って大迷惑をかけてばかりで。 いつもいつもやさしいひとたちを裏切ってばかりで。 存在する限り全てに迷惑をかけ続けるのが酷い苦痛で。 けれどそれとて結局は自己愛だからなのかと思うと憎悪を抱いて。 そんなことを考え込んでいると、文章が書けなくなりました。 ことばがこわいのです。
一番、悩んではいけない時期に悩んでいるのです。アホです。 世界は圧倒的に美しいのです。 ただわたしが圧倒的に醜いだけ。 わたしはあたまもみかけもこころもすべてが悪いので。 ごめんなさい。こんなことばをまきちらして。 けれど、ただでさえ自分が現実味なくばらばらになり心臓が痛むというのに。 更にこれ以上ことばを溜め込んでいると、もっとわけがわからなくなりそうだったのです。 お客様を不愉快にさせてしまって、本当に申し訳ありませんでした。
『チョコレィトキス』(ポプ10カードの四人組のうちの二人)
何処ともしれない、森の中。赤い頭巾の娘さん。 ふわふわ巻き毛を揺らし急ぐ。その姿を眺める、狼少年、一人。
「やあ、こんにちはあかずきんちゃん」 「あら、こんにちは狼くん」 「そんなに急いで何処へ行くのさ」 「ひとめぼれをさがしにゆくの」 「ふうん。まあ、それもいいだろうけど」 「なあに?」 「♪ねえ、今日一日を僕と過ごすのはいかが?なんてね」 「まあ、素敵な声!歌がお上手なのね、狼くん」 「ま、たしなむ程度に」 「そうね。そんな風に過ごすのも素敵かもしれないわ」 「ひとめぼれなんてものはそうそう逃げやしないさ」 「じゃあゆきましょう。あなたの銀色自転車に乗せてね」 「盗んでやしないからご安心を、お嬢さん」 「あなたと過ごす横目にひとめぼれをこっそり待つわ」
かたん。たたん。揺れる自転車、廻る車輪。 狼少年の背中に、ひょっこりひとめぼれがやってきたのに娘さんが気付いたのは、すぐあと。
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