日記

2002年12月07日(土) ちいさな・おおきな



目が覚めたら十一時でした。
ああ。こんなにのんびりまったりした週末は久し振りです。


こんばんわ、『また』料理に失敗した萌黄です。
最近少々煮物に凝っているのです。
先日は大根と油揚げのヤツにどうにかこうにか成功しました。
調味料のさじ加減はお得意の目分量で(量れよ…)
で。調子に乗ってまたも煮物に挑んだのです。
今回は大根と魚で!
油揚げの時とはかなり勝手が違いますが、なんとかなると思ってました。
相当に楽観視して居たのです。
手順は前回をそのまま参考にして。

煮る前の材料に軽く焼き目をつけて。
お鍋の中をひたひたのお水でひたして。
ごつごつ煮込んでから調味料を投入して。と。







が。







何やらもう……魚が、魚がえらい事に。
『煮崩れ』などと云う言葉では済まされないくらいに、大変な事態。
千切れた頭が虚ろに天を仰ぎ、剥き出しの骨が突き出して。
折れた尻尾は座礁した帆船のようで。早い話、魚の地獄絵図のようでした。
『この料理の名は?』と問われれば、『凄惨鍋』としか言いようの無い…。
食べましたけれどね!(泣)
くう…素直に大根だけにしとけば良かったです。



昨日の終わりに言ってた話の続きです。
先にあった悪い事から。
実はですね、この女は懲りもせずにまたゲーセンに行ってたのです。
友達と一緒に…でもその日の目当てはギタドラでした。
横浜ベイスターズファンなら知らない人は居ないであろう、みずしな先生
現在ファミ通にて連載中ですが、今週の連載分にて衝撃の事実が判明。
先日稼動したてのギタドラパワーアップバージョンに曲提供との事!
いくらギタドラ好きだからってここまで…と思いました。でも大好き(笑)
これは見に行かなければ!と放課後友達とれっつゲーセン。
本当に稼動していて(しかも選択率全国第四位)友達と大笑い。
で、その日の本懐は一応達成しました。
けれどせっかくゲーセンに来たのですし、一度くらいドラム叩きたいです。
なので並んで待っていたのですけれど……。



―…全く交代して貰えませんでして(苦笑)



とても上手な殿方が二人くらいで延々回してまして。
すぐ後ろで待ってるのに、追い抜かして叩かれてしまうのです。
もしかしたら並んでると認識されていなかったのかもです。
女性ドラマーさんって殆ど見ませんから……。
一時間半くらい並んでも、一度も叩けませんでした。
それが大層心苦しく、切なかったのです。
オレンジノイズ浴びたかったです…ショートカットでイェー…。

けれど世の中上手くバランスが取れているものですね。
次に降りかかったのは良い事です。
やや凹んだまま、萌黄はうちへ帰ろうとしました。
学校の駐輪場から自転車を出して、サドルにまたがって。
すると目の前に駐輪場の警備員さんが居られたのです。
それで警備員のおっちゃんに『ありがとうございました』
を言って帰ろうとしました。
そしたらおっちゃん。『さようなら、気ぃ付けて帰りや』て。よく通る声で。
冬に近付き、どんどん短くなっていく陽。
すっかり日の暮れた暗い空の下、そう言ってくれて。
たったこれだけの事が嬉しくてならなかったのです。
単純ですね(笑)ただの社交辞令だったかもしれませんのに。
でもそうして、少しでも心配して貰えたのがとてもとても嬉しかったのです。

更に良い事は続きます。
夕が薄らぎ、じわじわと滲んでくる夜。
その下で萌黄は自転車で家路を急いでいました。
しかし萌黄の通学路は微妙に人通りが多く、油断が出来ません。
その時、前方に小さな姿を捉えて、萌黄はやや嫌な予感がしました。
子供の姿。本当に小さい、小学校低学年くらいの女の子。
小さい子は、自転車のベルを鳴らしてもなかなかどいてくれないのです。
(でも一番どいてくれないのは、お年を召されたおばちゃん…)
諦め半分、どいてくれないなら車道に出ようと思いつつベルを鳴らしました。




すると。




女の子は、軽く振り返ると、すぐ視線を前に戻しました。
そしてひょこん!と歩道と車道を分ける石の上に飛び乗りました。
『?』と萌黄が見つめていると、女の子はくるりと振り返って。
じいっと真っ直ぐこっちを見つめ帰してくると。
















またも、ひょこん!と。
小さく結われた可愛い三つ編みが跳ね上がるくらい勢いよく頭を下げて。
ちっちゃな体全体で、おっきな会釈を返してくれました。















女の子の横を通り過ぎた後、暫く呆然としたままペダルを踏んでいました。
心臓を掴まれたようでした。こころが固まってしまったような。
小さな女の子の大きな会釈に涙が出てしまいそうでした。
胸がちくりと痛んだ後だけに、その温かさがとても心地好く。


たとえ凹まされた日であっても、全部帳消し。
こんな素敵な事がふたつのあったのですから皆帳消しです。










そして。女の子の行為の後。
『赤信号横断したり下りかける遮断機の隙間を擦り抜けたり急な坂道をブレーキかけずに駆け下りたりしてごめんなさい……!』
と、痛烈に猛反省したのは秘密です(笑)
道路交通法はきちんと守りましょう。


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