あまつばめの雑記
こんばんは。いらっしゃいませ。

2003年09月04日(木)

本日、朝食のテーブルに、茹でたての栗が乗っていた。
ほこほことして、特別においしいというわけではないのだが、なぜか止まらない勢いがある。
栗ご飯のねっとりとした感触や、モンブランの鼻をくすぐるかすかな甘みも捨てがたい。が、ちまちまとゆで栗を食うことと比べると、どうも身分不相応な気がして、幸せ感が落ち着いて味わえない貧乏性なのである。

さて、目の前のゆで栗。
慎重に選ばねばならない。
今年初めて食べる、いわば初物。
江戸っ子は競い合い、寿命が延びるといわれる初物なのだ。
(もっとも、世間ではもっと早く出回っている。あくまで『我が家で〜』の初物である)
ふくらみがあり、重さがあるものを選び、おもむろにかぶりつく。
そして!!


栗というものは、出荷前に水につけて確認する。
蟲が入っているものは取り除き、よいものだけを出荷する。
しかし、それとて完璧ではない。
ときには痛んだものも一緒に出荷する。
そう。
私がかじった栗のように。


あぁ、おそるべきは初物の栗。
その後食べた10個以上の栗は、すべて普通の品だった。


 < 過去  目次  未来 >


あまつばめ [MAIL]

My追加