あまつばめの雑記
こんばんは。いらっしゃいませ。

2003年04月20日(日) お茶の表記問題

今日も早く目が覚めたせいか、ゆっくりと新聞を読むことにしました。

お茶も本格的に出荷が始まる手前です。
新聞紙上に出てくること、出てくること。

お茶でちょっと問題になっているのが食品表示のことです。
法律改正があって、試験的に産地割合を書くことになったのです。
その中で、『静岡茶』と書いてあった場合、50%以上が静岡産であれば『静岡茶』で、残りは別県産のお茶でも大丈夫となっています。

大半の人が『静岡茶』と書いてあったら、『静岡産100%』と思っていることでしょう。

でも、私は反論する気はありません。
というのも、お茶というのはブレンドすることが普通で、それによって飲みやすくなるからです。

ちょっと考えてみてください。
コーヒーを飲もうとして銘柄表示(ブルーマウンテン・キリマンジャロ・マンデリンなどなど)してるのは少ないですが、『ブレンド』はどの店にもあります。
コーヒーに限らず、単独の味というのは好みが会う人が少ないです。
店としては安定して多くの人に売れる、誰にでも平均的に好まれる商品を売れ筋として用意する。
物を売る場合の基本です。

特定の顧客をつかむことも大事なのですが、多くの人に来てもらうことも商売としては大事なこと。
それでも100%でないといけないなら、商品流通の末端で買うのでなく、自園自製のところで、細かに注文する。
自分の目、自分の足で確かめて、納得がいくものを見つけ出してください。


100%○○産というのは、あたりはずれが大きくなります。
今年美味しかったとしても、来年は同じ味ができない。
自然を相手にしている商品というのは必然的にそうなります。
それを平均にしようとしている人たちの事情を知らず、
「半分しか入っていない?詐欺だ!」
と騒ぎ立てている人。
あなたは100%なら、有名産地の銘柄なら、味などかまわすに飲んでいたのでしょうか?
そちらの方が、汗水流す農家の方に対して冒涜だと、感じざるを得ません。


とまぁ、偉そうに書きましたけど、私はお茶を出がらしになっても気にせずに飲むんですよね・・・・・・
100%じゃなきゃダメだなんて、とても言える立場ではないです。


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