最近考えてしまうことがある。 『勝負』と言うものは、必ず『勝者』と『敗者』に分けなくてはいけない。 引き分けというものは存在しないのだ。 『ゲーム』というのは必ずしも『勝者』が必要でない。 引き分けることもまた、ひとつの選択肢に含まれるのだ。
世界レベルで見てアメリカは『勝者』の国だ。 勝負に勝ってきた国なのだ。 それゆえに負けることを許されない。 一度負けると『勝者』ではなくなるのだ。 息切れし、苦しくなって、反吐を吐いても走り続ける地獄のマラソン。
いったいアメリカは誰と勝負しているのだろう?
頭から離れない。
|