あまつばめの雑記
こんばんは。いらっしゃいませ。

2001年11月16日(金) 殺人免許

昨日、へこんでいた自分に怒ってます。

通勤中に車を見るとイライラします。
私は電車と徒歩の通勤です。
徒歩のときに車道に目をやると、

携帯電話で話している人。
シートベルトをしていない人。
朝食を片手に運転する人。

嫌でも目に付く。
こいつらの前に出てしまおうか?
圧倒的にこいつらが悪者になるから。

私は車が嫌いです。
車の運転をしている人は聞いてください。
あなたは、人を殺すことができる状態なのです。

事故に遭い、
重い障害を持った友人。
帰ることの無くなった先輩。
家までたった300メートルのところで息絶えたおばさん。

いろんな被害者を知っています。

死亡事故が減っているとはいえ、去年も8千8百人以上の人が死んでます。

避けられない事故、巻き込まれた事故、これらは車の恩恵を受けている以上しょうがないかもしれません。

でもね、みんな、
殺人者になってしまうことを踏まえて運転しているの?


作り話かどうか知りません。聞いた話です。

若い夫婦が子供(幼児)をつれてドライブに出かけました。
帰りの車でチャイルドシートだと子供がぐずるので、助手席のお母さんが抱いていました。
お父さんは子供に気を取られていたせいか赤信号に気がつかず交差点にはいってしまい、大型トラックにぶつかりました。乗用車は壊れ、二人の死亡者がでました。
助かったのはお母さん。ほとんど、無傷でした。
でも、お父さんと子供の葬式が終わった後、お母さんも自殺したそうです。
遺書に書かれてました。
事故に遭い、お母さんが無事だったのはクッションがあったから。
膝の上の子供というクッションが。
でも、子供を殺してまで生きていたくはなかった。


たとえ、

よそ見をしようが、
居眠り運転をしようが、
飲酒運転をしようが、

ひき殺したら
法律上は「業務上過失致死」です。
違法だとわかっていることをしているのに「業務」です。
5年刑務所に入るだけです。

見たくないのに目に付きます。
殺人免許の車たちが。


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