千己の(非?)日常

2002年11月06日(水) 好みのキャラクターについて(ドラゴンドライブ)

最近漫画や小説を読んだり、ドラマなんぞを観て思うのだが、どうやら私の好みは『熱血キャラ』らしい。
ただし、作品の中であって、実在の人物に当てはまるわけではないけど。

先日、集英社から発売された『ドラゴンドライブ』(HPを参照)の5巻を入手。
表紙の『氷室ヒカル』のダークっぷりに思わずニヤリ。
そして中身を読んで爆笑。
表紙とのギャップが激しく笑える。
大空レイジ(主人公)との掛け合いは「やはり中学生だな、まだまだお子様だ」と思わせるのに十分なくらいにお馬鹿。
とある理由でレイジと森を歩いてるときに、暗闇の中、木の根に足を引っ掛けて転ぶレイジを見て

ヒカル「フン…マヌケが」(←こんなだった気がする)

と言いながら自分も木の枝(しかもかなりの太さ)に顔面ヒット。
その後レイジに爆笑され、プッツリ。
笑われるとすぐにキレる(低い声で「カノープス…(←自分のドラゴンの名前)」なんて呼んで、攻撃命令出しかける)あたり『お子様』だなぁと思ってしまった。
しかも、とうとう主人公に『幽霊・お化け』(←知りたい方は反転:PC専用)が苦手だとバレたし。(爆笑)
こんなお茶目(?)な彼だけど、ドラゴンでバトルするときの格闘馬鹿っぷりには脱帽。
ゲームなんだけど、ゲームじゃないと思っている(命懸けてるし)ところがね。(いや、今の時点では間違いなく『現実』なんだが:ゲーム空間から異世界に飛ばされてるから)

ヒカル「俺が求めているのは『死闘』だ」

この部分を読んで『お前はKOF(←格ゲー)の八神庵か』とも思った。
だって、主人公を追い掛け回すところとか、この台詞とか似てる似てる。
ベラボーに強いところもソックリ。
何なのこの二人、共通点多すぎ!!と一人満悦。
なぜかっていうと、お分かりの通り私は八神庵ファン。
てことは必然的に氷室君のキャラも好きになるわけで。
なんかね。何か(必ずしもプラスのベクトルじゃないけど)に一生懸命になっている(しかもどっか捻くれている)キャラが好きみたい。
いいなぁ…熱血(?)キャラ。


ここから下は今月の月ジャンに載ってる話(うろ覚え)なんで反転(携帯だと反転が無意味に)。

今月のジャンプをこの前立ち読みしたところ、シンセイバーのマスターの座を争ってヒカルとレイジがバトルしてた。
その場で、レイジが戦いを拒んだときのヒカルの言葉が印象的。

ヒカル「俺はそんなにもお前と戦う価値のない男か…?」(←うろ覚え)

しかも泣きながら(だった気がするんだが…)。異世界で旅をしてようが、バトルで強かろうがやはり中学生。
ちょっと明後日な方向に意見を言わせてもらうと、「ああ…こんなシーン描いたらそっちの方面が得意な方達の餌食になるんじゃ…」とかなり不安を覚えてしまった(好きな人たちには申し訳ないが、私はそういうのは断じて好きじゃないし読みたくもない。心臓停止するっつーの。マジで:汗)。

話は変わって。思うに、彼は『戦うことで自分の存在を確認してる』のかもしれない。
登場時、純芝君に不登校児呼ばわりされていた(←確かね)あたり、現実の世界に『飽きた』若しくは『生き甲斐を感じることができない』状態だったのかもしれない。
そんなときに『ドラゴンドライブ』というゲームに出会い、その中でチャンピオンに君臨。
楽しませてくれる相手が居なくなってからはそのゲームにさえも『生き甲斐』を感じることができずに居た。
そんなときに、自分と同等かそれ以上の相手―――レイジに出会う。
彼とそのパートナー(センコークーラ:未知数の力を持つドラゴン)の能力が未知数であることからそれを見極めようと数度に渡り戦いを挑むも「お前とは戦えない」「今はRI-ONとケリをつけるのが先だ」と拒まれる。
で、今回ようやく戦えるかと思っていたのに、レイジから出た言葉はまたしても拒否の言葉。
そりゃあ泣くよ。

ここが庵と違うところ。
庵は有無を言わさずバトル仕掛けるし、挑まれてる相手も血の気が多い奴だから受けるし。
ある意味でライバルに恵まれてないね、氷室君。
ただ、レイジが拒んだのには訳があった。
「こんな誰かのお膳立て(←無理やり攻撃的な精神が高められる部屋に入れられる)でバトルするなんて間違ってる」(←台詞うろ覚え)
というのが彼の理由。
戦いたい気持ちはレイジも一緒だということか。


それにしてもフルーツバスケットの君や、ギルギアのソルもなんだけど、どうしてこう熱血キャラ…というか格闘馬鹿キャラにはまるんだろう…?
不思議不思議。
ちなみに格闘馬鹿キャラじゃないのにもはまるっす。
アンジェのルヴァとかハリポタのセブルスリーマスとか。よくわからんけど。…腹黒キャラも好きなのか…?


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龍田千己